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【8/1-8/7、銀座の金春祭り。明日8/7(水)に奉納能。来年からは時期が変更に】

「金春(こんぱる)通り」は、銀座八丁目の中央通りより1本西、有楽町寄りに入った通りにあります。
江戸時代、江戸幕府直属の能楽金春(こんぱる)流の屋敷があり、明治以降はこのあたりの花柳界にて金春芸者や金春色に名を残し、今でも銭湯「金春湯」にその名が使われています。

「能楽金春祭り」は、江戸文化を継承すべく、「金春通り会」と「公益社団法人・金春円満井会」の相互協力により、昭和六十年に始まったそうです。

8/1~8/7、この期間には「能楽講座、小・中学生の能体験、いずれも無料で行われます。
そして最後の8/7には、路上奉納能(入場無料)が開催されます。

https://www.komparu-ginza.com/livestreaming
※路上奉納能当日はライブ配信もあるそうです

また期間中、「金春円満井会」ホームページでは、辻井清一郎氏、国東薫氏、両写真家による写真も展示されています。

https://www.komparu-enmaikai.com/%E6%BC%94%E8%83%BD%E6%A1%88%E5%86%85/%E9%87%91%E6%98%A5%E7%A5%AD%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/

金春通り路上にて行われる演能の演目は。

『延命冠者』、『父尉』、『鈴之段』、それに加えて『獅子三礼(ししさんらい)』。
毎年奈良興福寺の薪能、春日若宮の「おん祭り」で奉納される曲目です。
すべて世阿弥時代以前からの古い奉納曲目で、金春流の特徴として、詞章も古式を継承しているそうです。

「獅子三礼」は「石橋(しゃっきょう)」や「望月」に登場する獅子の舞で、金春信高(こんぱるのぶたか)七十九世宗家が、金春祭りのために特殊演出したものだそうです。

なお夏の風物詩として親しまれてきた「金春祭り」ですが。
8月に開催されるのは、今年40回目が最後となります。

例年の猛暑を鑑み、来年の第41回(令和7年)からは、路上奉納能は5月の最終水曜日に変更されます。
したがってその前の木曜日から一週間が金春祭り期間となり、能楽講座等の開催も例年通り開催されるそうです。

私も東京にいたころ、遠目からちらっと拝見することが出来たことを思い出します。

写真:この金春祭りのパンフレットの色が「金春色」です。
※画像は上記ホームページより引用させていただいております。

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