【テト元旦、Chúc mừng năm mới!今年一年の決意も新たに】
コロナ後しばらく中断していましたが、二年前からまた再開した恒例の「元旦の花火打ち上げ!」
今回は何と市内15か所で過去最大!とのこと。
毎回花火のたびに近くのゴールデンリバーまで出かけて、人混みでもみくちゃになりながら。
昨年は当店のお客様宅で「Grabが捕まるまで」という別のお客様のために、みんなで3時頃まで飲んでいましたっけ。
今年は独りで、近所のあちらこちらであがった花火を部屋の中から見ました。
いずれも打ち上げ花火ではなく自主的にあげられていた小さな花火です。
ファンビッチャンでも私の分かる範囲で4か所で上げられていました。
若者たち、子供、カップル、パジャマ姿のおばちゃんたちの間を、音に驚いた犬が走り回るという何とも微笑ましい光景を(日本で言うところの)3階の窓から見下ろしていると。
この小さな幸せが未来永劫守られて欲しいと願うのでした。
その後ファンビッチャンにバイクがなだれ込むこともなく、いつもより静かな元旦の深夜でした。
昨日大晦日に、日本の企業様から「日本酒事業のサービスについて終了することとなりました」という一報が入りました。
元旦でなくて大晦日でまだ良かったです。
詳細は今週のオンラインミーティングで明らかになるかと思うのですが。
ベトナムにはまだ少し早いかなと思う事業ではありましたが、たいへん意義のある取り組みだっただけに残念です。
また別の飲食店様からは「昨年を持って日本酒に関するサービスを終了しました」とのご連絡をいただき。
10月には別の国で展開されていた日本酒バーの経営者の方から、オンラインミーティングで
「日本酒普及とかそんなことを目標に掲げないで、もっと儲かるビジネスをした方が良いのかな…」
と、弱音とも取れる発言を何気にポロリと仰って。
その言葉が痛いほどわかるため、心の中では「そんなこと言わないで」と思いつつ、口に出すことはできませんでした。
ここ数か月の間に、三軒もの日本酒に関する事業の終了や凍結の話が入って来て。
日本からの輸出量、額両方ともに、世界ランキングの10位以内に入ってくるようになり、インポーターも徐々に増えて来たベトナムなのですが。
私たち供給側が思うほど日本酒が広まっていない事実に、事業者の皆様も一人減り、また一人減り。
ウチも家賃はじめ諸経費がじわじわと上がる中、2024年度はついに前年度比10%減となりました。
下半期から改善に取り組んでいるのですが、今年はもっと大胆に、果敢に動いていかなければならないなと決意も新たにした、元旦の朝です。