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中学校吹奏楽部定期演奏会

こんばんは。
気がついてみれば3月も今日で終わり。
久しぶりの更新となってしまいました。
前回アップしたのが、えっ?もう3週間も前になってしまうんですね?
長女の卒業式以来ということに。
実はそれからも長女は次女と共に学校に行っておりました。
その理由というのがタイトルのこれです。

木曜日、28日に中学校吹奏楽部の定期演奏会が行われました。
昨年の吹奏楽コンクール、東関東大会にて銀賞をいただいたということから、
お祝いとして近くにある施設からご招待を受けた形で、
しかも今年は実に5年ぶりに感染症による制限もなしということで、
学校関係者ほか地域の方など、
大勢の方が聴きにいらしてくださいました。
1、2年生に取っては3年生と一緒に演奏できる最後の機会であり、
次年度に向けての基盤作りにもつながっていく、
また3年生に取ってはこの3年間、彼らが歩んできた足跡を辿り、それぞれの進路へと進んでいくための大切な時間。
今年は初めて卒業学年の保護者であり、
次年度以降も関わるという立場でこの演奏会を聞くこととなり、ちょっといつもとは違った感覚がありました。
内容としては吹奏楽お馴染みのナンバーから、
JPOP、
また12月に行われたアンサンブルコンテストと、ソロコンテストで入賞した生徒による演奏、
そして最後は昨年の夏、多くの時間をかけてまさに命を吹き込んだコンクール曲と。
どの曲にもそれぞれ思い入れがあり、娘たちから聴いていた話を思い出すたびに、
暖かさとじんわりとした思いとが入り乱れ、
ただただ感動というか、感涙するばかり。
最初の曲が「宝島」という吹奏楽を経験された方ならきっとお馴染みであろう曲だったのですが、
その最初の音を奏でるのがアゴゴベルという打楽器で、
長女は小学校から通して約5年、この楽器を担当してきました。
叩き方はその時々で違っていましたが、
いつものように楽しそうに叩いている姿に、ああ、これもほんとに最後なんだなぁと思わずじんわり。
次女は12月に行われたアンサンブルコンテスト、県大会に参加した金管六重奏のメンバーでしたので、
今回その時演奏した「白いトワイライト」を演奏しました。
途中メンバー入れ替えがあったり、学校での練習時間がなかなか取れないということから、
夜間に市民センターの一室をお借りしてみんなで練習したこと。
ちょうど長女の受験とも重なり、メンバーの保護者の皆さんにもいろいろ配慮をいただき、
無事乗り切ることができ、安堵と感謝したことを思い出しました。

でもいちばん思い入れが深かったのは、やはり夏のコンクールで演奏した「アニームーワの祈りの詩(樽屋雅徳作曲)」でした。
長女はこの曲ではシンバルとタンバリンを中心に担当したのですが、
中でもタンバリンでのロールという総法に苦戦するも、
大会を重ねるごとにその精度も上がり、先生や高校生になった先輩方からも褒めてもらえたと嬉しそうにしていたこと。
またシンバルの音色を少しでも良くするためにということで、講師の先生からの提案で自宅に持ち帰り、
次女と三人で食器洗い洗剤と激落くんでひたすらシンバル3枚を磨きまくったこと、、、
これはもう後にも先にもないだろう衝撃的でありとても貴重な経験でした。
またこの曲について、3年生の中でもどんな思いを持って演奏したいかなどを徹底的に話し合ったりもしたそう。
そんなことを一つ一つ思い出すたびに、、、
というか、この曲が始まるという前からすでに涙が止まらなくなってしまった私。
結局終わるまでずっとその状態でした。
アンコールもいただき、無事暖かな雰囲気の中、演奏会も終了。
そのご学校に戻り、片付けをしながらここで最後の別れを惜しむことに。
高校生の先輩方も大勢来てくださり、また差し入れや花束などたくさんプレゼントもいただきました。

前記事にも書いたかもしれませんが、
長女にとってこの3年間はとにかく吹部を愛し、全てを捧げたと言ってもいいくらい、
ひたすら練習、そして演奏会と大変忙しいながらも、
着実に技術を磨いていき、また横のつながりだけでなく、素晴らしい先生方、また先輩後輩にも恵まれ、
コンクール、またアンサンブル、ソロコンと積極的にチャレンジし、数々の成績を残すことができました。
1、2年時には小編成最上位の大会とされている東日本大会にも出場することができたり、
アンサンブルコンテストでは14年ぶりに打楽器四重奏で県大会金賞をいただくことができたりと、
大変貴重な経験を親子共々させて伊ただきました。
もちろんすべてが順調だったというわけでなく、時々疲れているなぁ、追い込まれているなぁ、、、と思うこともありながらも、
私ができることはほとんどなく、ただただ見守るしかできないということばかりな上に、
私の障害が理由で、保護者内での活動が思うようにできなかった中、
きっと私の知らないところでもいろいろ葛藤があったのではないかと思います。
それでも演奏会が終わり、いろいろ話をしている中で、
「楽しかった」、「このメンバーでやれてよかった」という言葉を聞くことができ、
ほっとしていたり。
そして何より顧問の先生の子供達に対しての向き合い方や在り方など、音楽を演奏するということだけでなく、
きっとどの進路に進んだとしても必要であろうことをたくさんご指導いただけたことは何よりの財産になるかと思うとともに、
娘に至ってはその先生の在り方が今後の進路においての一つの目標ともなりました。

まだ次女が次年度からも活動を続けるので、これがほんとに最後というわけではありませんが、
我が家にとっては小学校時代から続けてきたダブル吹部の生活はここで終了となります。
小学校3年生から7年間、
本当によくがんばったと思います。
たくさんの経験を、感動をありがとう。
また一緒に活動してくれた十四人の同級生に、
同じパートでお世話になった先輩後輩の皆さん、
先生、保護者の皆さん、
本当にありがとうございました。
そして今後とも次女の活動においてもどうぞよろしくお願いいたします。
写真は演奏会後にいただいた花束です。

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