先生の勘違いその3「釧路の霧」
子育ての風景
勉強
小学生のとき、授業で釧路の霧のことを習った。
釧路は夏でも気温が上がらない
それは霧が立ち込めて日が差さないから
霧はコートを着ていても、どんなわずかなすき間からでも入り込んで
服を中までびっしょりとぬらしてしまう、そんな話で
自分の頭の中では
濃い霧の中、真っ暗な道をトレンチコートの男が歩いていて
首までボタンをかけていても霧が否応無くコートの中まで入り込んでくる…
という、ほとんどホラー映画のイメージが!
いやー、恐怖を感じましたね。
以来、釧路というところは
怖い霧があるのと、夏でも陽がささずに暗くて寒いということで
自分の中では「怖い」「行きたくない」場所になってしまったのである。
大人になってから機会があって、冬に釧路を訪れたところ
青空に太陽が輝き、日なたではむしろぽかぽかと暖かく
北海道なのに雪が無い!!
釧路は太平洋側のため、冬は晴天が続き雪も少ない地域だったのだ。
(最近はどうも雪がたくさん降ってしまうことが多いが)
おかげでそれで「憑き物」が落ちた。(ヨカッタ)
むしろ、クソ暑い夏には釧路に逃げたい。
さて
自分が恐怖を感じていた
「霧はどんな小さなすき間からも入り込んでしまう」
というのは間違い。
霧が服の内側までぬらしてしまうというのは
外側から水分が浸みてくるというだけでなく
シャツや肌をべたべたさせているのは実は自分の「汗」だ。
人間は常に汗を出している。
普通は蒸発してしまうが、霧が出るほど湿度が高いと蒸発できないので
汗のまま肌に残ってしまって、内側からも服が濡れてしまうのだ。
なーんだ、である。
多分小学校の先生は勘違いをしていたのだろう。
どんなわずかなすき間からでも入ってくると思っていたから
まるで「幽霊のように」怖かったのに、それが、「自分の汗」ですか!
幽霊の正体見たり「蒸れた汗」
以上3つ、先生の勘違いを書いてきたが
これは同じ先生の話で
この先生は学校でも若手のホープで学年主任だった。
もしかして、ほかにもトンデモなことを教わっていたのかもしれない。
いやむしろ、この先生を学年主任にしていた学校が問題だったかも。
おまけ
この先生が「自分より成績のいい人と遊ぶようにしなさい」と。
「自分より下の人と遊ぶより、ためになる」のだと。
その時は「そうなんだー」と思ったが
長じるにしたがって
?????
成績のいい人にしてみれば自分より成績の悪い人と遊ぶってことでしょ?
ナンかさあ
矛盾してない?
まったく
子どもにモノを教えるというのは責任重大ですな。