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寒さがゆるむ春分の日

勉強

以前、国語の教科書で読んだ
「暑さ寒さも彼岸まで」という随筆の事を書いた。

さてそこで今日は春のお彼岸なので
改めて教科書で読んだ随筆の事を思い出してみる。
内容は
「暑さ寒さも彼岸まで」というが、春のお彼岸の頃はまだ気温が低く寒くて秋のお彼岸の頃はまだ気温が高く暑い。
それなのに、なぜ「暑さ寒さも彼岸まで」なのだろうか。
という事だったと思う。
実際に春のお彼岸の頃の気温と秋のお彼岸の頃の気温との比較がグラフで載っていて、なるほどずいぶん違うことがわかったのだ。
その上でお彼岸の頃になると、寒さや暑さがゆるんで楽になる、という人間の感覚を言っていたように思う。
さてそこで
東京ではどれくらいの気温なのだろかと気象庁のデータを見てみると
3月21日の平均気温は 10.1℃ 最高気温は14.9℃ 最低気温は5.6℃
9月23日の平均気温は 21.7℃ 最高気温は25.8℃ 最低気温は18.7℃
(1991年~2020年の平年値)
なるほど「同じお彼岸」と言ってもずいぶん違う。
ここから
日の長さも太陽高度も同じはずなのにどうしてこんなに違うのだろう
という事を考えさせるのだったか
もう寒さが緩んだ、暑さが緩んだという
人間の感覚を考えさせるのだったか忘れたが
これだけで様々な方向に興味を持たせる、教科書にふさわしい随筆だった。

お彼岸というととかく「昼の長さと夜の長さが同じ」ということが言われるが
仏教的にはお彼岸には日が真西に沈むので西方浄土を思う日だ。
というワケで
今日の夕陽がどこに沈むかを確認してみて
秋のお彼岸と比較してみるといいのではないか。
地平線・水平線が見えなくても
西側の窓の中央に立って見たら隣の建物の屋根のアンテナの右隣に沈んだ
とか、同じ場所から見てどこに沈むのかを見ればいい。
あ、夏至と冬至にもやって見れば?
ずいぶん違うから。
そして、毎年同じ日に同じところに沈むはずだから。
地球は巡るよー太陽の周りをー♪