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電卓片手に

勉強
子育ての風景

中学校の時気象天文部にいた。
毎年文化祭で発表、というか今で言うポスター発表をした。
アレですよ、模造紙にマジックで書いて張り出して

模造紙に油性ペンで手書き入力 ♪

そこで来場者に説明したり質問に答えたりしたのだ。
月についての発表は2年生の時?いや1年生の時だったな。
何冊かの本の月についての内容を拾ってまとめたカワイイものだ。
だって中学1年生だものな。
気負って一生懸命だった自分が懐かしい(遠い目
ちなみに2年の時のポスター発表は星占いだった。

そして
長い長い年月を経て、また月について調べている。
教科書はないので
国立天文台やJAXAのサイトを見ながら知りたい項目を拾っていく。

月の質量は地球の1/100 ?って?
月の直径は地球の直径の1/4 でしょ?
なのにどうして質量は地球の1/100 なワケ?おかしくない?
えーと球の体積は4/3πr3 だからと電卓を叩く。
あれえ?計算間違えた?
公式と計算と確認したけどやっぱり合わない。
1/100 より大きくなるのだ。
ナンで?ナンで合わないの?
さらに調べていくと、地球の方が密度が大きいと分かった。
あっ、そうか、だからか!
地球と月とで密度が同じ前提で考えてしまっていた!
で、ナンで?
地球の内核(コア)は鉄で出来ているのだが
月はそのコアが地球よりも割合として小さいのだ。
あ、これはナニかで読んで知っていたような。
だけど、知識としてはつながっていなかったのだな。
もし、地球と月の密度が同じだったら
地球は月の重力の影響を今よりも大きく受けてふらふらしているのでは。
こうやって自分でも計算しながら調べて行って
予想と計算が合わなくてもさらに調べてその理由が解ると
ああそうか ♪ と心が躍る。
教科書を使った学校の勉強だと(今は違うかも
知識を順に一つ一つ積み上げていって覚える(た)から
こういう驚きは多くは無いと思うが
今私がやっているような知らない知識の中に藪こぎのように入って行って
目の前にある知識を一つ一つ手繰り寄せるように見て行って
山登りのルートを見つけるように・ある時それらがつながると
ああそうか ♪ と学校時代の何倍も心が躍る。
これが勉強の醍醐味というモノでござる。(だけど先生もいて欲しい

京極夏彦的につぶやいてみる。

この世にはつながっていない知識などないのだよ