手洗いうがいというけれど
実用
子育ての風景
先日親戚が用事でやってきた。
「6回目やってきたから」
新型コロナウイルスの予防接種の事である。
「うん、ウチもやった」
お互い高齢者である。
しかもウチには後期高齢者もいるのだ。
「手、洗いますか」
「洗わせて」
タオルはこちらで用意していたが、タオルも石けんも持参していた。
ああ、相当に感染予防に気をつけているな
と思った次の瞬間!!
洗面所から
ぐあらぐあらぐあらがーっ!!ぐしゅぐしゅ・ぶしゃあっ!!かあー!!
という爆音が!!
お、おう…
上向いて盛大にうがいしては洗面台にぶちまけてるわー
洗面台の周りには
ウチの家族が普段使っている歯ブラシや歯磨き用のカップがあって、ですね
全部飛沫がかかりましたな。
シロウトのやることにはよく抜けがあるのですな。
本人、大まじめ。
お帰りになってから
そこらじゅう洗えるものは洗って、洗えない部分は拭きましたな。
さてそこで
手洗いとうがいは「手洗いうがい」とセットで言われることが多いのだが
昔から、うがいの効果ってあるのだろか?と思ってきた。
ある時、かかりつけの医師に聞いてみたら
「うーん、それはまあ」
「口の中の雑菌を希釈する意味はあるワケで」と、なんとも煮え切らない。
うがいですすげるのは口の中まででノドまでは無理である
そういうことは、子どもの頃にノドまできれいにしようとやってみて
むせた! のでこれはできないのだ、ということは分かっていた。
それに、上を向いて・がらがらとやったら口の中の水が飛び散るよねえ。
ある時、イソジンでうがいしたら洗面台の鏡やその周り、天井(!)に
小さな赤い点々が付いたので気が付いたのですな。
それなら、うがいって口の中をすすぐのだから
口を閉じてぐちゅぐちゅして
下を向いて静かに吐き出すのが正解じゃないの?
ところがところが
この「手洗いうがい」というセットになった言葉はナカナカにしぶとくて
ニュースの呼びかけでも教育現場でも使われているのである。
そして自分も含めてみなさん小さい時から
うがい=ガラガラうがい と教えられているのだ。
もう、「手洗いうがい」は「手洗いマスク」にして
そして何よりも
上を向いた「ガラガラうがい」は止めた方がいい。
うがいをやるなら
下を向いた「ぐちゅぐちゅぴゅー」にしましょうぞ。