朝顔につるべ取られてどうしたか
上の画像は2022年9月4日のアサガオ。
窓のてっぺんを越えて伸びている。
この年、アサガオのツルが1日どれくらい伸びているのか測ってみたところ
7月20日のツルの先がここで
2日後、7月22日には同じツルがここまで伸びていた。
黄色い矢印は20日にツルの先があった場所。
この透明メッシュは10㎝角なのでおおまかな長さが分かりやすいが
定規を当てて伸びた長さを測ってみると16㎝ほどだった。
2日で16㎝だから1日8㎝、と。
ナカナカな伸び具合である。
で、ナンで今頃こんなことを思い出したかと言うと
プランターのアサガオを眺めていて
北国のアサガオはまだツルを伸ばしてはいないものの
アサガオの有名な俳句、加賀の千代女の
朝顔に つるべ取られて もらい水
(後に「朝顔や」と詠み直されている)
が思い浮かんだからなのだ。
いやそれだけでなく
つるべ取られてって、さあ
アサガオのツルは確か1日に10㎝近く伸びたと思ったけど
井戸は毎日使うでしょ?
つるべ取られてって、さあ
あと10㎝で取られそうというのは分かってたよねえ?
その時の状況が脳内で自動的に再現されたところによると
江戸時代の主婦の朝も忙しい。
水が無いと始まらないのでまず井戸へ水を汲みに行くと
あ、朝顔が咲いている ♪このツルは朝顔だったのかと気が付いたもののツルの先がつるべに絡みついていることにも気が付いてせっかく咲いたのにツルを外してしまうのはかわいそうだから・もらい水をしよう
要するに
井戸の側に朝顔があって、日々ツルを伸ばしていて
ある朝気が付いたらつるべの綱に絡んでしまっていたワケ?
だけどさ
朝顔のツルは伸びるのを止めないから次の日にはさらに絡みついているよ?
そしたらもう、枯れるまでしがみついて離れないよ?
そもそもね
もらい水ばかりやってるワケにはイカナイでしょ!(姑
(続く