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あしたのあしたは

子育ての風景

幼稚園の先生と3歳の園児が
「あしたの朝ごはんで納豆を食べる」と約束した。
さて、朝、お母さんが納豆を出すと
「しぇんしぇ、あしたってゆった」
その次の日も
「しぇんしぇ、あしたってゆった」
「この子、いつになったら明日がくるのかしら」
その子のお母さんは笑っていた。

子どもが明日のことを考えられるのは大体5歳くらいからのようだ。
それまでは、子どもにとっては「今」がすべて。
「今」を全力で生きているのだ。
さてそこで
人類がめざましく発展したのは未来を考えることが出来たから
と言われている。
色々な事を考え、予想して行動することで人類は栄えてきたという。
このことは、同時に不安を抱えることにもなった。
色々な情報を取り入れた挙句
「ああなったらどうしよう」
「こうなったらどうしよう」
心配の種は尽きず、今に至る。
でも、明日を考えることが出来るということは
明日の希望を持てるということでもある。
きのうの明日は今日。
今日の明日は、明日。
いろいろあっても・それでも日々は続いていく。