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説明図の落とし穴

コミュニケーション
勉強

理科の本でみなさんおなじみだと思う「説明図」。
あれ、良く理解できました?
私はイマイチと言うか、ナンかちょとよくわからんかったですね。
例えば「月食の図」
月食というのは月が地球の影に入り込んで暗く見えるものだ。
理科の本じゃなくても
新聞とかテレビとかネットに2、3年に一度くらい出てくる「アレ」ですな。

ナンかこんなの

テレビでもネットでも図解してくれているのではあるが
あの図を見て
「これだったら、月食ってもっとしょっちゅう起きてもいいのじゃないの?」
と思う人も多いのでは?
「だって、地球の直径は月の4倍あるんだから」
「地球の影もずいぶん大きいワケだからさ」
地球がソフトボールくらいの大きさだとすると月はピンポン玉くらい。
ただ
それが3メートルくらい離れているので
そうなると、地球の直径が月の4倍あっても
月が地球の影に入るのはナカナカ大変なワケでして。
ホントの大きさと距離の関係はコチラ。

大きくするとはみ出す

ね、大変でしょ?
だから、部分月食も含めた月食の頻度は1年に1、2回でも
皆既月食は2、3年に1度なワケだ。
テレビの図解はわかりやすくするために
地球と月の距離を大幅に短くしているのだ。
だから、図解を鵜呑みにしてはイケナイ。
アレは模式図というか・略図ですから。

https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.html

👆ここでもちゃんと
「これは説明図であり、実際の距離や大きさとは異なります。」
って書いてあるでしょ?
そゆこと。
ちなみに
次の月食は皆既月食で2025年9月8日ですってよ ♪