![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160768620/rectangle_large_type_2_fb25a7c1710f298e1180d4486f4dbff7.jpeg?width=1200)
潮汐力
勉強
子育ての風景
潮汐力ってわりと目にするけどナンの事だろか。
いつもの新明解国語辞典第三版では
潮汐力は無くて潮汐だけが載っていた。
ちょうせき [潮汐]「しお(の干満)」の意の漢語的表現。
そういえば子どもの頃
実は地球の自転速度は「潮汐力」の影響でだんだん遅くなってきている
というのを何かで読んだ。
海の波や潮の干満の摩擦でほんの少しずつ地球の自転にブレーキがかかる
だから、当時の自分の理解は
要するに潮汐力とは潮の干満・波の動きの力である、であった。
それとともに
小学校の掃除当番で雑巾がけをするのにまずはバケツに水を汲んでくるのだが、持って歩くとバケツの水が揺れてしまって歩きにくかったことと結びついていた。水がバケツとは違う動きをしていて・それも勝手に動き続けていたのである-
で、もちろんこういうことについては国語辞典じゃなくて
まず理化学辞典かなー、といつもの岩波理化学辞典第5版を引いてみると
潮汐力は載っていなくて(え!?)
「潮汐」が載っていた。
潮汐は主に月や太陽などの起潮力によって、湖海面が周期的に昇降する現象.
ほほう「起潮力」とな?
というワケでその「起潮力」を引いてみると
潮汐力ともいう.(ナンだそうかw)
大きさを無視できない物体(個体や液体など)に中心力が作用すると,各点での力が異なるため,重心に対して相対的な加速度を生ずるような働きが起こる.
待って
いやいやいやいや
だから
どゆこと?
読み進めていって、ようやくのことで
重力の強さは距離によって違う・近いほど強くて遠いほど弱くて
その差が距離の3乗に反比例する、って、かなりの違いですな。
だから近ければ近いほど急激に強くなるから
その同じ物体でも位置によって距離による重力の差も大きくなる
というワケだ。
そしてそのかかる力の差によって「相対的な加速度」とかなんとかで
複雑な事象が起こるのですな。
例えば地球と太陽で言えば
地球のような大きな物体では場所により太陽から働く重力の力が違うワケで
太陽に近い場所ほど強く引っ張られて
その反対側・遠いほど引っ張られる力が弱いので
海や湖の水のように流動的なモノは「動く・流れる」
だから
地球の場合は潮汐,潮流などを生ずる.
あーそゆことだったか!
潮汐(を生じさせる)力だから「潮汐力」なワケで
潮汐による力じゃなかったワケだ。
じゃあ最初っから「潮汐力」じゃなくて
「起潮力」にすればよかったのではないの?(ムッとしております)
そういえば
昔々読んだ、土星の輪のでき方でも「潮汐力」が出てきたのだった。
土星の衛星が土星に近づきすぎて「潮汐力」で壊れて
砕けてばらけて衛星の軌道上に広がって輪になったのだと。
ナンで近づき過ぎたら砕けちゃうの?
と、当時はワカラナサ100%であったが今なら実感できる。
衛星が自分よりずうっと大きな土星にうかうかと近づいていくと
![](https://assets.st-note.com/img/1730847610-SYwTIiZlWED5mj3RyXVLJQfo.png?width=1200)
衛星に対する土星からの重力の大きさ・強さの差がありすぎて
![](https://assets.st-note.com/img/1730847677-hmwSgFkXbWPyzqOHEM3c74ID.png?width=1200)
まずは変形して・さらに近づき過ぎると
![](https://assets.st-note.com/img/1730847779-3uZ594YEcmT1WKVC08qvdOgl.png?width=1200)
壊れてしまうのだと今ならワカル、ワカルぞー ♪
あ、そうか!
ブラックホールに近づくと潮汐力で引き延ばされる
というのもあったな。
ナンで?ナンでそうなるの?と、当時はワカラナサ100%だったが
今ならワカル、ワカルぞー ♪
みんなも昼間は太陽に向かって余計に引っ張られていると感じてみよう ♪
うむ、これは自分的に大きな発見であった ♪
だから勉強は面白いのだね。
![](https://assets.st-note.com/img/1730847901-DN3aJxTMSEl1HKjWLFskfbQr.png)
これ、一度じっくりと授業を受けてみたいことの一つになった。