理不尽で実害のある校則
子育ての風景
昔々の大昔
中学校に通っていた自分は冬の登下校が非常にツラかった。
校則で「防寒靴は華美なので禁止」となっていたのだ。
ちょと待て。
ここをどこと心得る!?
札幌ぞ!
雪道を1キロ歩いて通う足を守るのが防寒靴でなぜ悪いのか!?
防寒靴じゃない冬靴はと言うとそれは長靴で
当時はゴム長靴しかなくていやだって防寒靴じゃないゴム長靴だから薄いゴムの内側に布が貼ってある夏用のゴム長靴で防寒靴は華美だから禁止だから今みたいな厚手の暖か長靴があったとしても禁止だから履いて行っちゃダメで要するに
薄くて冷たい夏場の雨天用の長靴で中学校まで通っていたのだ。
教室の暖房はコークスストーブで
ストーブから遠い席はもちろん
近くても足元の床は冷えて寒かった。
靴箱は玄関にあって、登下校時は玄関が開け放してあるから
気温は外と同じで靴も冷え切っていたので
登校時は冷え切った足を冷え切った上靴に突っ込んで
下校時は冷え切った足を冷え切った長靴に突っ込んで
足の指がしもやけになってましたな。
学校が寒いのは仕方がないとしても
せめて通学時に足を寒さから守っちゃいけなかったのか。
自分としてはもう中学生だったのでこの校則は理不尽だと怒ってましたな。
母もこれはオカシイと思っていたはず。
だって
先生方は防寒靴だったのだし。
防寒靴が華美だったら規範となる先生方もゴム長靴で通勤すべきでは!?
と、これは近年問題になっている理不尽な校則の
スカートが短いとか前髪が長いとかいう以前の
実害アリ版でしたなー。
で、あの中学校は今防寒靴を履いてもいいのだろか
と、ちょと思い出してしまったのでござる。