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加湿器と冷風扇

実用
勉強

さて今年も冬が来た。
冬の外気は乾燥していて、その外気を屋内に取り入れては暖房で加熱しているので
屋内の空気も乾燥すのですな。
というワケで
今シーズンも加湿器の登場である。

さて、この加湿器の吹き出し口から出てくる風は明らかに冷たい。
この加湿器は気化式で、気化するということは
気化熱を奪う、ということなので
吹き出す空気は冷たくなるワケだ。
それで、吹き出し口から出る空気の温度はいかほどかと測ってみた。

吹き出し口から出る風は 約15度
風に当てないと 約20度  こちらが室温

え!それだったら、冬なのに冷たい風で部屋の温度が下がるのでは?
部屋が段々寒くなるのでは!?
いやいやいや
気化熱があれば凝結熱もあるのでしてな
気化して水蒸気になるときに奪った熱は
水蒸気が凝結して水に戻るときに凝結熱として放熱するのですな。
要するにプラスマイナスゼロなのでござる。
だから、室温は下がらない。
むしろ、加湿器が稼働するときに発生する熱でわずかに室温は上がる。
さてそこで
この夏はヒドイ暑さでありましたが
同じ原理で冷たい風を送り出す「冷風扇」に出会ったのである。
(続く)

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