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私の荒野
ウチの庭は一見ゴチャゴチャで、っていうかホントにゴチャゴチャであるが
私としてはこのゴチャゴチャ感が好きでしてな。
姑はホントは整然とした方が好きなのは知っているが
いやいやいやいや
元は・舅が作った庭はそれなりにきちんと区分けしてはいたのだが
どうも貧乏性というのか
ちょっとでも隙間があると何か植えたくなるという性分で
そしてご存知の通り植物は育つと大きく・幅を取ってくるモノでしてな。
結果としてミチミチになって・のみならず
勢力を拡げんと根を伸ばし種を飛ばして混在が進む・のみならず
「アンタどっから来た!?」みたいなのも飛び入りして ♪
奇々怪々な様相を呈するに至っているのでござる。
これは私の「それから?それで?」と観察を続けてしまう性分も大きい。
吉野の桜は一目千本などと言うがウチの庭は一目10種はありますな。(ドヤ
![](https://assets.st-note.com/img/1722469209917-ESTmZQr4BU.jpg?width=1200)
例えば前回載せたこの狭い範囲でも
センボンヤリ、フクジュソウ、カタクリ、エゾエンゴサク、ワスレナグサ
クロッカス、ミセバヤ、キジムシロ、と8種類。(まだあるかな?
昆虫学者のファーブルは55歳になってようやく生活に余裕ができた所で
まとまった土地を手に入れて
そこを自然に任せた、要するに「草ぼうぼう」にして
思う存分虫の観察をして「昆虫記」を著したのだが
ファーブルはこの庭を
「私の荒野(harmasアルマス)」と呼んで愛したのだと。
ウチの庭はまさに山野草を中心とした
「(狭い)荒野」になりつつあるのだ。
あ、ご近所に迷惑をかけぬよう脱走には注意しております(私は小心者