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油を吹いても冷えないよ

実用
勉強

以前、揚げ物をしていて手に油がはねたので急いでふうふう吹いて冷ました
のだが
あーら不思議!
ぜんぜん油は冷えません。
おかしいなおかしいな(稲川淳二の声で)
熱湯がはねたときには拭いて吹いたらすぐに冷めるのにな
で、はっと気が付いた!
油だから吹いても蒸発しないじゃんorz
しかも口から吹き付ける風は体温じゃん!
蒸発しないということは
そこの熱は、蒸発熱=気化熱になって逃げていってくれないのだ。
何しろねえ
水の蒸発熱は1gあたり539カロリーですってよ!
ってことは、1gの水を100℃にするために必要な熱の5倍以上!!
蒸発熱、ハンパないって!

というワケで
同じ液体だからといって水と油は性質が大きく違うのだ。
なにしろ「水と油」なんて言葉もあるくらいで。
そういえば
以前、水とアルコールの重さと体積を同じと勘違いして失敗したことがあった。
同じ体積なら、水よりアルコールの方が大分軽い。

ちょっと見同じ液体に見えても
酸性だったりアルカリ性だったり塩が溶けていたり色々あってだな。
何となくいつも通りの感じで別のモノを扱ってしまっては
アブナイのですな。

あ、そうそう
だから、犬や猫が暑がっているときに
冷えていない風に当ててやってもあまり効果は無い。
彼らは汗をかかないので、風に当たっても身体の周りの体温で温められた空気をどかすことしかできないから。
だから、そういうときには
積極的に冷やしてやらなければならないのだ。