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戦車色

勉強
子育ての風景

太陽の光をプリズムに通すと白い光が虹色に分かれて見える。
それなら絵の具で七色を混ぜると白くなるかと言えば
白いどころか濁った暗―い茶色と言うか何と言うか。
小学校で男子が絵の具の色を全部混ぜたら「戦車色」になるんだぞ
と教えてくれた。
そこでみんなで面白がってやってみたら、ホントに「戦車色」になった。
とはいえ、みんな適当に全部のチューブから出して混ぜたから
人それぞれの「戦車色」ではあった。
今思えば「戦車色」というのは「カーキ色」の事だったのだろう。
その他に
黄色と青を混ぜると緑にはなるが
黄色と赤を混ぜるとだいだい色にはなるがその色はチューブから出した色とは違って何だかにごっていたのを覚えている。
冴えた鮮やかな色ではないのだ。
さてそこで
どうして全部の色を混ぜたら「戦車色」になったのだろか。
どうして混ぜて作った緑やだいだいがにごった色になったのだろか。
調べてみると
赤い光というのは赤く見える波長の光そのものだが
赤い絵の具の方は
赤い波長の光だけ反射するので赤く見えるのだ。
で、そのほかの波長の光は吸収する。
だから、色々な色の絵の具を混ぜると
例えば赤い絵の具は赤い光以外は吸収して
黄色い絵の具は黄色い光以外は吸収して…
反射もするけどお互いに吸収してしまう。
そして、光を吸収するものは黒く見えるから
七色の絵の具を混ぜると黒っぽくなってしまうのだ。
だからたくさんの色の光が一緒になると太陽の白い色になり
っていうか、そういう状態を人間は「白」と感じるが
たくさんの色の絵の具が混ざると黒っぽくなってしまうというワケだ。
光の色と絵の具の色は同じようで違っている。
岩絵の具だとどうなんでしょね?