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種はどこへ行く

玄関横のアサガオのツルを片付けた。
ここには大輪咲アサガオを播いたが

今年も良く咲いてくれた。
大輪咲と垣根アサガオを混ぜて播いた方は
垣根アサガオの種がまだ熟していないのでもう少し待つ。
わんさかと伸びていたアサガオのツルをネットごと下ろして
ツルとネットを分けていく。
全部丸めて燃やせるゴミに出せば簡単なのだが
ウチの自治体では「枝葉」を別に出せるのでひと手間かけている
というか
アサガオたちに「ありがとう」と、お弔いをしているつもりでござる。
さてそこでご存知の通り
アサガオというのは種を大量に結ぶものでしてな。

来年用に一つかみくらいずつ取ってはおくのだが
大半はもったいないなーと残念に思いつつも
こうして捨ててしまうしかないのだ。
先日こうして種ごとツルを始末しながら想像した。
この種たちは「枝葉」のゴミとして収集されて
「枝葉」用のゴミ処理場へ運ばれて
そこで積み上げられて冬を越し
来年の秋には堆肥となってどこかで利用されるワケだが
積み上げられて冬を越した種たちはそのゴミ処理場で芽を出して
野良アサガオとなって咲くのではないか。
その後ほどなく堆肥として切り返されて緑肥となるにせよ
そうやって文字通り最後の花を咲かせているのかもしれない
いやまてよ
もしかしたら堆肥の中で1年待って
運ばれた先でまた野良アサガオになるのかも。
ウチの庭の野良アサガオのように。

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