デニムは昔ジーパンと言ったのぢゃよ
子育ての風景
昔々、高校1年の初夏に登山遠足があって(500mくらいの低山)
その遠足の前に体育館での朝礼で生活指導の先生から
当日は私服でいいけどジーパン(今はデニムという)は禁止
と言う言葉に生徒から「えー?」という不満のざわめきがあったのだが
その不満の声に先生が
だって、ジーパンは不良がはくもんだろ?
(今でいうヤンキーのことである)
この言葉に今度は「無言の反応」があった。
(あきれてものが言えなかったから)
教室に戻ってからウチのクラスでは大いに不満がつのり
みんな、ジーパンはいて行こうぜ!
というわけで遠足当日うちのクラスほぼ全員がジーパンで参加した。
その先生は苦い顔で私たちを見ていた。
今考えると、ウチの担任はちょと辛かったかもしれない。
でも、それ以降、学校行事で私服で出かけていいと言う時に
ジーパン禁止ということは言われなくなった。
おそらくは先生方の中で
ジーパンは私服の範疇に入れてもいいのじゃないですか
となったのだろう。
自分の青春っぽいこと、というと
クラスのみんなで起こしたこの「小さな反乱」を思い出す。
自分も含めてクラスのみんなは「やったぜ」だったのだが
今振り返ってみると
その向こうに色々なことがあったのだろうと思える。
ジーンズは40代まではいていたが段々と重く感じるようになり
いつの間にか青春の思い出とともにタンスから消えてしまった。