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スペイン語と古文の共通点

言語
子育ての風景

スペイン語をぼちぼちとやっている。
子ども向けの本の物語部分を終えて、著者と挿絵画家とのインタビュー部分に取り掛かっているが、さすがに大人向けの文章は数段難しい。
中でも手こずっているのが知る人ぞ知るスペイン語における動詞のおびただしい活用形。過去未来命令形等にとどまらず主語によっても動詞が別々に活用するから主語を省いても主語が何かわかるよ~ ♪
という利点はさておき。
以前、スペイン語を勉強した時は活用形そのものを全部覚えようとしたので挫折したのでは、と今になって思うのだ。それはともかく、困るのは辞書に出ているのが動詞の原形、これはスペイン語では「不定詞」と呼ぶのだが、辞書に載っているのは基本的にこの不定詞なので、文中の単語を辞書で引いても動詞の場合はほぼ出ていない。文中の動詞はほぼ活用形だからだ。もちろん動詞でも頻出の活用形は不定詞〇〇の△△形と載せてくれているが。
さてどうしようか?という時には、イマドキである ♪
ネット検索で調べられるのですな。有難い時代でござる。
さてそこで
この動詞の「原形」探し、いつかどこかで見たような・と思ったら
高校の古文でやってましたな。
1年の1学期、平家物語の宇治川の合戦を予習するのに辞書を引いていたが
「べき」が載っていない。
おそらくは現代語でも使う「べき」と同じだろうとは思ったものの
もしかしたら違うかもしれないし第一載っていないなんてヘンじゃない?
と困って古典の先生に聞いてみた。
すると

これは終止形が「べし」だから「べし」で引くと載っています
活用形についてはこれからやるのでその内だんだんわかってきます

とのことで、( だからさー、今知りたいんだよなー )
とは思ったものの、ホントにその内わかるようになってきた。
まあ、授業で先生がその都度解説してくれるワケで。
でも、予習したかったんだよね。
今思えばあの時は
「ここは調べてもわからなかったところ」と考えればよかったんだよね。
で、ナンで「その内」わかるようになったのかというと
授業で重要な活用形を一生懸命に暗記したのとともに
教科書の文中でどう使われているかを見て覚えて行けたのですな。
ははあ、これが基礎と応用というやつですか。
語学を学ぶなら文法の教科書に出ている短文だけでなく、短編小説くらいの文章量を読みながら覚えた方が
「ここは思い出しているんだから〇〇の過去形では?」
「やったね!あたりー ♪」
などと「推理」と確認ができて面白いように思う。
そういえば
実家には改造社の円本があって小学生の頃から抜き出しては読んでいたな。