カーテン悲喜こもごも
コミュニケーション
実用
数年前、お向かいの家が建て替わったことで
ウチの窓のレースのカーテンはほぼ閉めっぱなしになってしまった。
建て替わる前は、玄関がこちら向きで居住する部屋は反対側だったので
向かいの家と直接目が合うことはほぼ無かったのだ。
だから、暑かったりまぶしかったりしない時には
ウチのカーテンは大体開けっぱなしにしていて
表通りの様子や向かいの庭の花などの様子がなんとなく目に入ったのだが
人も住宅も替わった上にお向かいの窓がこちらを向いてしまったので
昼間、カーテンは開けられなくなってしまったのだ。
だから、外の様子がよくわからない。
お向かいも同じで・レースのカーテンは閉めっぱなしである。
で、ちょっと外の様子を見ようとカーテンからのぞくと
お向かいの家でもひょいとカーテンを開けた所だったりして
ナンか・気まずい…。
お向かいもだろうけど。
要するにどちらの得にもなっていない。
というワケで
マチナカで家を建てるのはナカナカにメンドクサイのである。
そう言えば、近所の話で
道路を挟んだ向かいの人が苦情を言いに来たのだと。
お宅のおじいさんがいつもウチをのぞいて気持ち悪いから
お宅の窓にブラインド付けてください
聞いてびっくり。
だって、8メートル道路挟んでるし
見られたくなかったら
自分の家の方にブラインドやレースのカーテンをすればいいのでは。
そこのおじいちゃんは脳梗塞をやっていて
あまり歩き回れないからいつも窓際に座って表の交差点を眺めていたのだ。
私はこの話を教えてくれた人に
いつも見てるって、見られてるって言う人も
やっぱり向かいの家を見てるんでしょう?
だって
自分が見なかったら、相手が見てるとこ、見えないじゃありませんか
と言ったら、「あら、ホントだ!」と驚いていた。
こちらから見ているつもりでも
実はあちら側からも見えている。
マチナカの広告では横に小型カメラを設置して誰が・どんな人がその広告を見ているかを分析して販売戦略を考えているそうだ。
これを知って以来、マチナカの広告を見つけると目をそらすように。
(挙動不審者認定!)
相手から見られないで自分だけ見たいということで
マジックミラーだとか、隙間から覗くとか、カメラを使うとか
色々な手段を講じて自分だけ有利にしようとするって
なんだか姑息な感じがするなあ。
ちなみに
もし窓にブラインドつけたら隙間から覗けるんですけどね。
かえって気持ち悪くないだろか?