消去法の罠
コミュニケーション
昔々、テストでハメられた(!)ことがあった。
〇〇にあてはまるものを次の中から選びなさい
という四択問題だったので
一つ一つ見ていくと1番、2番、3番とあてはまらなかったから
答えは4番 ♪ と思って記入したら
実は4番も当てはまらなくて、答えは
どれもあてはまらない
ナンだとー!?騙されたー!!と腹が立ったが
実際、3番までは考えたところで4番に関しては残りのこれが正解 ♪
と思ってもう考えなかったのですな。
腹は立ったが
4番までしっかり見て考えていれば引っかからなかったワケだ。
おかげさまでそれ以降「消去法」はやめて
選択問題は全部の選択肢についてちゃんと考えるようになったのでござる。
それでもどれかが正解なはずだと悩み続けて
無理やり「答え」をひねり出したことがあったような。
さてそこで
テスト以外でも消去法はあって
それは先生や上司からの指導。
「そうじゃない!!」
「違う!!」
ばかり言われても、ですね。
こちらは選択肢も無いワケで。
答えを教えてとは言ってませんの、こちらは。
地図を広げて見せてくれたらよかったのにな。
面談で「アナタは、知識はあるんですが…」と言われて
その続きを聞こうと身を乗り出して待っていたのに
ついに聞けなかった事は人生の大きな岐路となってしまった。
「私に必要なのは何ですか」と聞けなかった自分を指導しに行きたい。
指導する人が言葉を失ったのはそもそも言葉を持っていなかったからだ
と気が付いたのはその3年後だった。
その一方で
こちらの指導が
どれだけ有難かったのかわかったのはずっと後になってから。
消去法の罠は、選択肢の範囲の外を想定していないことだ。
そもそも狭い範囲の内側でしか考えを巡らせていないことに気づけるか?
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