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駐車場の雪

雪国なので駐車場にも雪が積もる。
車を出し入れするたびに雪かきが必要になるので
ロードヒーティングをつけているところもある。
そういう駐車場では
雪は降るそばからどんどん融けて常にアスファルトの地面が出ていて
そこだけ春のように暖かいのか、セキレイがぼんやりしていたりする。
で、確かにそこだけは春なのだが
その周囲は冬なので雪が積もっては踏み固められていく。
そのままほうっておくと
まるで雪の中に車がめり込んでいるような状態になり…

車を駐車場から出すために
スコップでガシガシと雪というか氷の段差を削るハメになる。
さらには融けた水が固い雪の壁に阻まれて出て行けず
水溜りでプール状態になっているところも!
これというのも
春と冬とのきっぱりした境界がこの段差を作るのだ。
境界というのは、はっきりしていればいいというものではない。
逆に何かの目安があった上で何となく続いている方が
実際の生活ではうまくいく場合が多いように思える。
何か支障が出てからその目安を引っ張り出してくればいいので
そこで文句言われてもひるまず線引きをするのが「おおやけ」の仕事。

私のところ(だけ)は完璧ですけど、何か?

いやー、そこだけ完璧でも
周りとうまくつながっていないとそこから出らんないお。