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小梅を漬けた

実用

今年も梅を漬けた。
まずはひと月早く出回る小梅。
大きい方の・普通サイズの梅も頼んであるからこれも後から届くはず
なのだが
今年は去年の夏の暑さのせいで梅が大不作とかで
小梅も来るかどうかわからないという中、届いてくれたのである。
先日その小梅を塩漬けにしたのだが、例年に比べていびつな実が多かった。
酷暑が梅の木に尋常ではないストレスをかけているのだろうと感じた。
さてそこで
私は梅1㎏に塩140gで漬けているのだが
普通だと梅1㎏に塩は180g辺りではと思う。
冷涼な気候の北国なのでいやいやいやいや最近は高温で(汗
とはいえ本州よりは気温も湿度もマシで期間も短い、というのと
塩に漬ける前にヘタをキレイに取って水分を拭き取って焼酎をまぶして
という作業を丁寧にすることでこれまで失敗なくやってこられたのではと。
あ、一人黙々と手を動かすので、唾も混入しませんな。
ところが今回は危ういことをしてしまいましてな。
小梅をすっかり下処理し終えて・塩に漬けようと
今回漬けるのは小梅2㎏だから塩は梅1㎏に140gで梅が2㎏で塩240g
と頭の中で計算して塩を量って-
お気づきだろうか(六角精児の声で
小梅、塩、小梅、塩と甕に仕込んで
台所をすっかり片付けて
歯を磨きながら
ナンかヘンだなナンかイヤな感じがするな(稲川淳二の声で
と考え考え作業手順を思い返したらば!
あーーーーー!
塩140g×2=240gじゃなくて280gではあーりませんか!!
塩が足りないよー計算間違えたよー(涙
ナンでだろかと反省した。
そうか、いつもは先にすべての分量を紙に書いて手元に置いて作業するのに
どんなに判り切った数字でもそうするのに
今回はなるべく早く届いた小梅を処理しようと
晩御飯の後片付けをしてすぐに続けて作業したくて
何も書かずに始めてしまっていたのだ。
小梅2㎏だし塩は1㎏あたり140gだし覚えているから大丈夫 ♪
とタカをくくっていたのですな。
早くやってしまわないと、という焦りの気持ちもありましたな。
「忙」という字は心を亡くす-はいはいはいはい
心を亡くすということは頭も・考えも亡くすのですな。
大いに反省して40gの塩を追加して
甕にはちゃんと「いつも通り」日付と分量を書いて貼り付けましてござる!

後は紫蘇が出てくる季節を待って、合わせて漬け込むのでござる。

ここで反省を込めての一句

紫蘇を待つ 甕の香りの ほどのよさ


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