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あはれコチョウランは
先日初めて行ったところの待合室でコチョウランの「残骸」を目にした。
もう、とっくに花が終わって葉だけになった
いやいやいやいや
花茎と花茎を支える緑の針金とがそのまま残っているじゃあーりませんか!
なんとまあ、無残な姿…
その大ぶりのおしゃれな鉢が床に10個ほど並んでいたのだ。
ここは確か1年か2年前にできた所だったから
その時のお祝いで各所から届いて豪華にここを飾っていたのだろうと。
捨てるわけにもいかないしさあナンかまた花が咲く?とかだしさあ?
ということで水だけやってるとか?
となりに並ぶ豪華な観葉植物はレンタルらしく
根元に肥料のビンも挿してあるし業者が手入れをしてるのだろう
つやつやと健康そうだった。
その観葉植物の鉢と並んでいるこのコチョウランの姿。
コチョウランだってちゃんと手入れをすれば
何年も生き続けて何度も開花するのに。
せめて花後の花茎は切って、支えの針金くらいは外して、ねえ
と、姑根性が沸き起こってしまうのである。
こうやって1回きりで捨てられてしまうコチョウランは数多いと聞く。
開店祝いなどではコチョウランの鉢と相場が決まっているようだが
豪華な花束の方がよくはないか。
だけどきっと
これでやっていってる業種があるというワケだから、ねえ。
まあ、花束だと花瓶が必要になるし
花瓶付きで贈ってもひっくり返したら水がこぼれるし
じゃあ、オアシスに挿せばいいではないの、とはいえ水はやらないと
それに何と言っても鉢から豪勢に立ち上がる花姿がいいワケで
オアシスだとそうそう高くは盛れないよねえ。
世の中、ナカナカに難しいものですなあ。