＃182.「犬と共存する上で大切な事はどのような形でしょうか？」インタビュー回答
こんにちは！
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている
ドッグトレーナー×ペットロス専門士×アニマルコミュニケーター
尚ちゃん先生と申します。
前回は
をお届けしました。
さて今回は、とある記事のために受けた
インタヴューの原稿からご紹介しようと思います♪
Q1：犬と共存する上で大切な事はどのような形でしょうか？
人それぞれ考え方があると思いますが、
私が一番大事だと思うのは
「コミュニケーション」と「相互尊重」です。
犬とのコミュニケーション。
それが一方通行になっていたり、
犬からの意図をうまく読み取れないことで、
「問題」「お悩み」に
発展するケースがとても多いからです。
そして「犬だから」「犬のくせに」ではなく、
これが大事だと思います。
Q２:基本的な今のトレーニングの考え方を教えてください。
今現在でも、色々なトレーニング理論や方法はあります。
そして少なからず今残っているトレーニング方法は何かしら
誰かしらに合うからこそ今に残っているといえます。
褒めて教えることが主流となっていますが
ひとことに「褒めて教える」といっても
具体的な方法は異なります。
叱ること８割、褒めること２割でも、「褒めて教える」と言えるでしょう？
逆に「全く叱りません」というところもあります。
「体罰は使いません」というところが多いと思いますが
では締まる首輪を使う、大声で手に持った棒を振り回して叱るところは
いったいどうでしょう？
大事なことは、飼い主さんが愛犬さんとご自身のポリシーに
合っているかどうかをきちんと見定めることです。
Q3:今のトレーニングはどのようなジャンルがありますか？(訓練所、保育園、訪問等)
犬のトレーニング、私は「教育機関」といいますが、
現在は本当に様々な形があります。
ですが大きく分けると２タイプ。
そしてさらに２タイプにわかれます。
まずは「訪問型」。
これは訓練士やトレーナーが
飼い主さんのご自宅や、公園など、
ご指定の場所にうかがう出張トレーニング。
公園や訓練施設で行われるグループレッスンや
マンツーマンのレッスンになります。
基本的には飼い主さんが、愛犬さんのトレーニングを主導的に行うものです。
そして「預け型」。
これは犬を預けて、飼い主さんは訓練やトレーニングに携わらないタイプのものです。
訓練所での長期預託訓練、１日だけでの幼稚園や保育園などがあります。
この中でさらにそれぞれ２タイプが分かれます。
「訪問・グループ型」
（訓練施設・公園や指定地域などでの複数の犬と飼い主さん対象のトレーニング）
「訪問・マンツーマン型」訓練施設・公園・指定地域での１体１の犬と飼い主さんの対象トレーニング）
同じように
「預け型・グループ型」「預け型・マンツーマン型」に分かれます
たとえば同じ「犬の教育関連施設」でも、
「訪問型・マンツーマン型」の出張トレーニングと、
「預け型・グループ型」の保育園スタイルでは
学べることの幅が全く違います。
また、昨今ではオンラインでの犬のしつけ・トレーニングに関する情報やセミナーも多くあり、
こちらは「セミナー型」ともいえるでしょう。
基本的には犬ではなく、
飼い主さんの意識や知識・技術の向上を目的としたものです。
複数対象のもの、私もおこなっている
オンラインセミナーや、相談カウンセリングなど
１対１でのものがあります。
Q4:それぞれのメリットデメリットを教えていただけると嬉しいです。
犬の教育機関・サービスの選び方に関してですが、
それぞれのトレーニングのメリットとデメリットをしっておくこと。
そして何より
「愛犬とトレーニングに対して何を望むのかを、事前に知っておく」
これはとても重要です。
例えばトイレのしつけが出来なくて困っている飼い主さんには、
預け型のトレーニングはお勧めしません。
なぜならトイレはまず、家庭環境の中での問題ですから、
その場所・環境で失敗しないことを教えることからスタートするからです。
「訪問型」「預け型」「グループ型」「マンツーマン型」「オンライン型」
それぞれ、特徴があり、メリット・デメリットがあります。
どちらかというと、それぞれ得意・不得意があるといってもいいでしょう。
ですので、タイプの違ういくつかの教育機関・サービスを併用することは、お互いのデメリットを補いあい、メリットを高めるものでもあると思います。
（ですから私は、自分のサービスと共に他社のサービスを受けられている方も大歓迎しています。）
例えば「訪問型：マンツーマン型」のトレーニングは、
家庭環境や、
ご家族間・飼い主さんと愛犬さんとの間で限定的に起きる問題や、
お悩みに特化してお悩みや問題解決を目的としているものです。
そして多くの訪問型トレーニングは時間の制約があるため、
社会化などの時間がかかるテーマに関しては向かないことがあります。
また、パピー・若い犬のエネルギー発散不足からくるいたずらや問題行動に関しては、
その根源エネルギーを発散させない限り「落ち着き」などは出ません。
ですから「保育園」や「預かりトレーニング」で
適度に心身ともにエネルギーを発散させた上で、
新しい学びを提供することも必要です。
犬の性格もあります。
とても怖がりで臆病な大人の犬を、
「慣れさせたいから」という理由でいきなり
大所帯の「預け型：グループ型」に通わせたとしても、
思う成果が得られないことがあります。
飼い主さんの目的・犬の傾向と違う教育機関を選ぶことで、
適切な効果を得られないことがあります。
犬の教育サービスを受けられる場合には、
どうぞご自身のご希望、犬の性格、望むみらいのカタチ。
それらを踏まえたうえで、適切なサービスを選ばれてくださいね。
長い話を最後まで読んで頂き、ありがとうございました💛
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