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#153.【犬のしつけ関連サービス、種類とそれぞれの特徴①「預かり型」】

こんにちは!

15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

前回までは下記を2回に渡りお話してきました。

#151.【「犬のしつけ関連サービス」はなぜ、昔より多様化してきたのか。】

#152.【犬のしつけ関連サービスの多様化②】&業界グレーゾーンの関係!?


今回は、「犬のしつけ関連サービス、種類とそれぞれの特徴」についてです!


「犬のしつけにお金を払う必要は、必ずしもないけれど、
犬のしつけや行動に関して、
飼い主は社会的にも状況的にも責任を追う事が必要になってきている」

ということが前回までの纏めとなります。

それでは、「犬のしつけ、やっぱりするか・・・・」となった時、
皆さんならどうされますか?どう選びますか?何から探しますか?

今回からは

「犬のしつけサービス、それぞれの特徴」について

お話していきます。

「犬のしつけをお金を払ってプロにならう」という選択をされたとき。

インターネット?口コミ?雑誌?
動物病院やペットショップ、トリミングサロンで探しますか?

でもちょっと待って!一番大切な事を忘れていませんか?


それは・・・
「しつけサービスを利用することで、愛犬との暮らしをどうしたいのか」
という事です。


実はココはとても大切な所で、
この信念が「しつけ関連サービスと飼い主さんの相性」と決めていきます。

例えば、「犬と一緒に出来る事を増やしたい」という方にとって、
預け型のしつけサービスはお勧めできませんし、

「仕事や子育てでなかなか犬にかける時間がないので、
エネルギー発散をしながら学んでほしい」という方にとって、
通い型のしつけ教室は続けることが難しいでしょう。


まずは

  • 「愛犬とのどんな生活を望んでしつけ関連サービスを受けるのか」

  • 「どこにゴールを設定するのか」を明確にしておきましょう

ご家族がいらっしゃる場合には、ぜひ家族会議をされて、
この2つの点をしっかりと共有しておくことをお勧めします。

なぜなら、「目的」「ゴール」があいまいなまま、
しつけ関連サービスの門戸をたたくと、その施設の主義や方針、
主張に流されたり飲まれたり、
挙句の果てにやめられずズルズルと通い続ける・・・・
ということにもなりかねないからです。

(この辺は人間、そしてお子さんの各種習い事でも同じだと思います。)

もちろん、
「そんなこと言ったって、初めて犬を飼うのだから何もわからないんです」とおっしゃる方に向けて。

まずは犬のしつけ関連サービスに関して、どんなサービスがあるのか、
ざっとご紹介をしていきます。

・預け型(訓練所(短期・長期)、保育園、幼稚園、学校タイプ)
・通所型:グループ型(しつけ教室、オンライン教室、パピーパーティ、スポーツ系教室、イベント型)
マンツーマン型:出張トレーニング、プライベートレッスン型、オンライン教室)

大きく分けて「預け型」と「通所型」があります。

ここからは

「預け型しつけ関連サービス」



固い言葉でいうと、
「預託訓練」と言われるしつけサービスについてお話していきます。

預け型は基本的に飼い主さんは不在で、
犬だけがトレーナーや訓練士と学ぶ形です。

私の行っている「保育園」もこの形です。

また、「預け型」には数時間のものから、
数日間、数週間、数か月と期間はそれぞれ異なります。

昔は「訓練所」などでは最低1ヶ月から、
預け訓練中は面会不可、というようなところも主流でした。

今では訓練所でも、いろいろなスタイルがあるようです。

「預け型」の場合には、

「屋内・屋外施設」を所有する場合がほとんどですので、
こちらを選択した場合には施設に連れていく、
迎えに行くという事が必須となります。

殆どの場合には送迎サービスなども併用している場合もあります。

「預け型」はまた、大きな他の犬の施設と複合の場合もあります。

例えば大手ペットショップや動物病院、
トリミングサロンに併設されている場合があり、
預けている間に他のサービスも利用できることもあります。

「預け型」のしつけ関連施設の最大のメリットは、
その時間に飼い主さんは他の事が自由にできるという事です。

また、「ホーム」である自宅を離れ、
飼い主さん・ご家族以外の人間と、
場所によっては他の犬と触れ合うという、
「非日常」が体験ができることです。

「非日常」の体験は、特に若い犬にとってはとても大切です。

数多くの経験・体験を積み重ねることで、
犬は自分の能力を発揮していき、情緒的にも安定した、
ちょっとやそっとの物事に動じない、
おおらかで落ち着いた犬になっていきます。

逆に経験値が低ければ低いほど、外界の刺激に敏感で神経質、
落ち着きがなく、不安定な犬になっていくことが多いです。

その不安定さは多くの場合「吠え」「噛みつき」「過剰な興奮」として現れます。

そう、つまり多くの飼い主さんが「犬の問題行動」として悩まれる事柄の

大多数の原因が「経験不足」によるものなのです。


この「預け型」のしつけサービスの中でも、タイプがいくつかあります。

大きく分けると「訓練所型」と「デイサービス型(保育園型)」です。



「訓練所型」というのはその文字通り、
「警察犬訓練所」などに犬を預け、期間は様々ですが、
1日から数か月の間、
徹底的に犬の訓練のプロである訓練士さんに
トレーニングを施してもらうものです。

この形のしつけサービスは、昔から日本にありました。

古くは軍用犬、警察犬の訓練から派生している「犬の訓練所」の

最大の特徴は「犬の訓練をする」ということです。


ですので、犬たちは訓練所の訓練士さんのもとで、
徹底的に集団生活のルールと訓練を教わります。

例えて言えば全寮制男子校(または女子校)のようなイメージでしょうか。

このタイプの訓練所で行われる訓練は基本的には「服従訓練」と言われ、
科目はカリキュラム化されていることが多いです。

「訓練競技会」で上位を狙うための訓練から、
それぞれの飼い主さんのニーズに応じた訓練まで、さまざまです。

また、「犬の訓練をする」ための施設ですので、
「犬同士の遊び」はさせないというところも少なくありません。


訓練士さんや訓練所によって、方針やシステムは異なります。

訓練所の犬の訓練は、同じ「預かり型しつけサービス」だとしても、
「幼稚園」や「保育園」とは大きく異なります。

また、訓練所で訓練を担当するのは多くが「JKC公認訓練士」などの
「訓練士」の民間資格を保有している方が多いです。

これは「ジャパンケンネルクラブ公認」ということで、国内の訓練士資格としては最も権威があるといえるかもしれません。

もちろん、国家資格ではないので、様々な民間団体が「公認」を出しているようなこの業界ですから、

結局は飼い主さんとワンちゃん、
ライフスタイルとの相性で選ぶのが良いと思いますが、
一種の目安にはなるでしょう。

また、同じ「預かり型」であっても「幼稚園」「保育園」「ナーサリー」「学校」などの呼び方で乱立する

「デイサービス型」は全く「訓練所」とは異なります。

次回はこの、「幼稚園型」の施設についてと、

【預かり型】のメリット・デメリット、どんな犬に向いているのか


をお話していこうと思います。

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