#96.「ボールを持ってくる犬・持ってこない犬」~犬種編
こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。
さて、前回は【飼い主を寝かせない犬】についてお伝えいたしました。
今回は・・・
先日、飼い主さんに伺ったお話です。
「うちの子、ボールを投げても、おもちゃを投げても、追いかけてその場で遊ぶだけで、全くもってこないんです。先代の子は持ってきたのに。」
という事でした。
伺ってみると、先代の子はラブラドール。
今、暮らしているのはイタリアン・グレイハウンドさん。
「【持ってきて】の練習はしましたか?」と尋ねると
「それはしていません。」とのこと。
納得の状況なのですが
先代にラブラドールちゃんを飼っていたという飼い主さんにとっては、
「ボールやおもちゃを投げれば、犬は自然と咥えて持ってくるもの」だと思っているのだなあと思いました。
そしてこれ、実は多くの人が抱いている「幻想」でもあるんです。
「ボールやおもちゃを投げたら、犬は持ってくるもの」と思っている方、いませんか?
もしくは、「投げても持って帰ってきてくれない」と諦めていませんか?
実は投げられたおもちゃやボールを持ってくる、
「投げられたものを咥えて持ってくる」ことが、
教えなくても自然とできやすいのは、やっぱり「レトリーバー」です。
レトリーバーは「回収する」という意味の「レトリーブ」が語源で、
撃ち落された獲物を回収してくるために作られた種類の犬です。
なので、この子たちには本能として、「回収して人の手元にもってくる」ことが備わっているんですね。
ですが、この本能が薄い犬や、意図的に削除されている犬種もいます
人のそばで仕事をするように繁殖されてきた犬は、ある程度繰り返すことで、自然と覚えることがあります。
牧羊犬や、愛玩犬種もその通りです。
反対に、教えることが難しいのは、
テリヤ種やサイトハウンドと言われる犬種。
この犬種たちは、動くものに素早く反応し、いち早く追いかけます。
ただし、例えばテリア種では、捕まえた小動物などの獲物を振り回し、
とどめを刺すという本能が強いため、
おもちゃやボールを捉えると、その場でぼろぼろに咬みちぎることがあります。
イタグレやグレイハウンド、ウィペットなどでは、動いているものには興味と追いかける本能が働きますが、止まってしまうと突然「すん」と興味を失います。
和犬などでは捉えたボールやおもちゃを「渡さない」と
守りに入る場合もあります。
また、パグやボクサー、ペキニーズなどの短頭種では、
そもそもおもちゃを咥えることが難しい口・鼻の構造になっていたりするので、使えるおもちゃやボールの種類が限られることもあります。
犬種だけではなく、その子の個性で、「咥えること」「追いかけること」に興味が強いか弱いか、という基本的な違いもあるので、
飼い主さんが「持ってきて」をしたい場合には、
まずはその子の個性を知ることから始めます。
もともと意識が弱いワンちゃんに「持ってきて」を教えるために、
一番大切なことは何だと思いますか?
次回は「持ってきて」がちょっと苦手なワンちゃんに
「持ってきて」を教えるコツをお伝えしようと思います!
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