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九星気学キャラバン旅行記①

最近の生活が、仕事→Youtubeで大谷→Netflixとワンパターン化しているので、大分前からキャンプとか行きたいと思っていた。でも、一人旅なら車中泊でも全然大丈夫。と思って10月19日(土)~10月20日(日)を完全オフにすることに前日に決定。さあどこに行こうかと、色々考えてもなかなか決まらない。温泉は入りたい。。釣りもしたい。。など結局当日の朝になっても決めかねながら大リーグをテレビで見て時間が過ぎていく。

行先を「気学」で決める

そんな時、東京に住んでいる嫁さんから電話がかかってきて、旅に出ようと思っていると言ったら、「今すぐ九星方位ナビというアプリをダウンロードしろ」との指示。
ちなみに嫁さんは「気学」の鑑定士になるための学校に通って勉強中。
気学とは

九星気学(きゅうせいきがく)は、古代中国の占いの一種で、私たちの運勢や性格、毎年の運気の流れを知るための道具として使われます。九つの星に基づいており、これらの星がどのように人々に影響を与えるかを学びます。簡単に言うと、「あなたが生まれた年によって、どの星に当てはまるかが決まり、その星があなたの性格や運勢に影響を与える」と考えるのです。

九つの星
九星気学では、次の九つの星があります:

一白水星(いっぱくすいせい) - お水の星。冷静で穏やか、人を助ける優しい性格。
二黒土星(じこくどせい) - 土の星。努力家で、しっかり地道に物事を進める。
三碧木星(さんぺきもくせい) - 木の星。元気で明るく、活発な性格。
四緑木星(しりょくもくせい) - 木の星。穏やかで優しく、人間関係を大切にする。
五黄土星(ごおうどせい) - 土の星。強い意志を持っており、リーダーシップを発揮する。
六白金星(ろっぱくきんせい) - 金の星。正義感が強く、頼りになる存在。
七赤金星(しちせききんせい) - 金の星。楽観的で、社交的な性格。
八白土星(はっぱくどせい) - 土の星。慎重で真面目、安定した性格。
九紫火星(きゅうしかせい) - 火の星。感受性が豊かで、創造的な面を持つ。
年ごとの運勢
毎年、これらの星は「巡り」ます。つまり、あなたが属している星が毎年違う場所に移動し、その場所によって運勢が変わるのです。例えば、今年は運が良い場所に星が来ていれば良い年になるし、あまり運が良くない場所に星が来ていれば注意が必要、というふうに考えます。

どうやって使うの?
自分がどの星に属しているかを知るためには、生まれた年を基にした「本命星(ほんめいせい)」というものを調べます。これで自分の星を知り、毎年の運勢の変化を見ていきます。

九星気学は運勢を占うだけでなく、自分の性格や強みを理解するためのヒントとして使うこともできます。

https://chatgpt.com/share/6715192c-4c84-8004-a3b5-7c8453d03dd1

アプリの指示通り、自分の氏名と生年月日を入力すると自分は九紫火星ということで以下のような画面が表示された。

嫁さん曰く、日盤、月盤、年盤の順で優先順位が高いらしく。濃いピンクの方角がその日の良い方角らしく、その日は二と八の方角が良いんだなと自分の理解を伝えると、「八は駄目、月盤と重ねると九(九紫火星の自分の位置)と重なるから駄目」と今までまったく出てこなかった新たな解釈により却下、結果、二の方角へ向かうことに決定。

地図を広域に広げて、二の方角を見てみると

山形市の方向だったので、以前立ち寄って良かった「道の駅天童温泉」を目的地することにした。
嫁からは追加で2点の指示が
・その方角の神社などのパワースポットにお参りすること
・その方角の水で作ったものを食べること。蕎麦とか豆腐など

嫁さんに指示されなかったら、もしかすると面倒になって行くのをやめたかもしれないと思うと、感謝するとともに、自分で何も決められないのかとちょっと切なくもあったが、折角行くと決めたのでとことん旅を楽しもう。

遅めの出発

今回、車中泊を快適にするために、キャラバンを選択。ハイルーフ・スーパーロングなので中は広々。ただ、車高が高いため乗り降りは大変だが眺めは良い。
11時半にようやく家を出発し大船渡碁石ICから三陸道にのり、登米で下りて内陸に向かった。今回の旅では高速道路の有料区間は走らないことにした。生憎の雨だったが風はそんなに強くなかったので車の揺れは少なかった。時間の縛りが無いので気楽に音楽を聴きながらドライブを楽しめた。
3時間位走った所で宮城県の鳴子温泉に到着。ここの滝の湯という公衆浴場は一度入ったことがあるが駐車場が無くて困った記憶があったので、先に進むことに。ここからは山越えが始まる。途中鳴子狭に沢山の人がいたが雨がひどかったのでここもスルー。お腹が空いたので第一ミッション「蕎麦」に気持ちが行っていた。

ミッション1:ランチは岩魚の唐揚げと手打ちそば

山を登り続けると、峠の辺りに蕎麦屋を発見。「時空」というお店で、土日祝日しかやってないみたい。大きな看板で「岩魚の唐揚げ」と書かれていて興味が湧いて入って見ることに。

土日祝日。11時~15時までしか営業はしないみたい


古民家を改装した趣き。自分達でそばを栽培してるみたい


中は期待通りの囲炉裏だけど、反対側のテーブル席に案内されちゃった

メニューを見ると、「そば」と「岩魚の唐揚げ」以上って潔い感じ。折角なので岩魚のから揚げセット(大盛)を注文。お客は自分だけだったけど、帰り際にもう一人女性が入って来た。まさに地元のお爺ちゃん、お婆ちゃんでやってるアットホームな感じで、車のナンバー見て「岩手のどこからきたの?」とか気さくに話しかけてくれた。

潔いメニュー

待ってる間、店内の野菜の販売コーナーを見てみると直径10cm以上ある椎茸が一杯入って200円。辛み大根3本100円など激安新鮮野菜。思わず購入。椎茸はBMXライダーのタカが好きなのでお土産に。


お婆ちゃんが料理を持ってきてくれた。

揚げたての椎茸・ナス・かぼちゃの天ぷらもついていた。岩魚のから揚げって初めて見た。

岩魚の天ぷら
頭からガブリ!

う、美味い!!滅茶美味い!蕎麦も自分の好きな太くて色の濃い田舎蕎麦で蕎麦の風味が強く出ていて最高だった。嫁さんいたら感動してたろうな~

尾花沢の温泉「ふくの湯」へ

お腹も満たされて、峠から下り山形の尾花沢市へ。ここの「花笠温泉ふくの湯」は以前嫁さんと大石田町に蕎麦を食べに行った帰りに寄ったことがある日帰り温泉で500円で入れる。まずはここで温泉に入って休憩することにした。ホームページは400円だが自販機は500円で連携の取れてない緩さも含めて良い(笑)

ここの不思議なルールに、「サウナには必ずバスタオルを巻いて入ってください」という張り紙がドアに書かれていて、小さいタオルしかいつも持ち歩かない自分はサウナに入れなかった。金髪の学生さんが勇者で小さなタオルで入って行ったが自分は気まずい空気の中でサウナに入りたくなかったのでやめておいた。脱衣所にご当地の果物を使ったスムージーのポスターがあったので、テンション高めて出たら、コロナで飲食やってないと。。。美味しそうだったなー。尾花沢はスイカのイメージがあったのでそれにするつもりだったのに。。

ミッション2:神社で拝む

Google Mapで検索しながら行先の神社を探す。丁度雨が上がったので何とか参拝できそう。クロックスで来てしまったので先月行った早池峰神社のような沢山歩くところは無理なので、車から降りてすぐ拝めるパワースポットとして天童市内の春日神社に決定。もう既に16時を回っているので急がないと暗くなってしまう。30分位で到着し、参拝をすませたあとで神社の縁側に腰を掛けてしばらく風景を眺めていたら湯上りもあって気持ち良かった。

目的地、道の駅天童温泉

以前、三陸SUNの販売で山形県長井市に営業に行った帰りに地域おこし協力隊員だったカオリンと一緒に立ち寄った道の駅。丁度ラフランスの出荷が始まって東京の嫁さんに送ったのを覚えていた。足湯もあった。
春日神社を出て10分位で道の駅に到着。丁度17時頃だったと思う。
早速車を置いて、周辺を散策。普段全然歩かないのに、知らない町を歩くのが好きでよく歩く。何と、道の駅の周辺は、スタバ、24時間営業のイオン系スーパー、100均、コインランドリー、回転すし、ちょっと歩くと居酒屋やスナックなど車中泊者にとって最高の環境が整っていて、足湯もやっぱりあった。道の駅って結構周りに何もないところにあったりするからこれは便利。

今夜のお宿「キャラバン」
道の駅 天童温泉 ショップ・飲食ゾーンと足湯
農産物直売所

スマホで色々吟味した結果、あまりお洒落なとこじゃなくて地元の人の行きつけっぽいお店を探した。多国籍料理っぽいお店「カリス」に決めて、店に入ったらランチに続きまたまた自分だけ。店員さんの雰囲気も良くて居心地が良い店だった。多国籍だけあってサラダに「パクチーザーサイ」というのがあったのでそれを頼んだら、自分大好きな奴でした。パクチーがそもそも好きなので、ザーサイとの相性に興味があったんだけど、滅茶合ってた。

居酒屋カリス

ビール1杯とハイボール1杯飲んだだけで結構酔ったので、店を出て帰りに100均でランタンを買う。このままだと車内真っ暗だ。

道の駅に戻って足湯に浸かる。外の気温は徐々に下がって来たけど、足元が温かいのでずっと入っていられた。30分はいたかも。。

足もぽかぽかになったのと、運転の疲れで眠くなり21時就寝。100均ランタンは思いのほか活躍してくれた。隣の軽の車の人が後部座席に横に丸まって寝ているのを見て気の毒に思ったけど、逆に広すぎて社内が中々温かくならない欠点が発覚。案の定5時半に寒すぎて目を覚ます。昨日大船渡を出る時に28度だったのに、気温4度と冷え込んでいた。

車内は広々。シュラフじゃなくて布団敷けばよかった。。

復活の呪文「オンセン」

冷え切った体を温める術を実は昨夜の内に調べていた。蔵王温泉の公衆浴場は朝6時から入浴ができるのだった。早速出発し30分位で目的地に到着。
入浴料は200円、大好きな硫黄泉、テンション上がる。無人の集金箱に200円を入れる。浴槽1個あるだけのシンプルな造りだけど、朝湯にも申し分ない雰囲気と硫黄の香りに包まれて、身も心もリフレッシュできた。

蔵王温泉上湯共同浴場


10時まで待てば大露天風呂とか他のお風呂にも入れそうだが、まだ8時だったので、蔵王エコーラインを越えてゆっくり紅葉でも撮影しようと出発することに。
山を登って行くと徐々に紅葉が色づいてきた。
これはさぞかし頂上の紅葉は絶景なんだろうと期待が高まり、途中何度か車を止めて写真を撮ろうとしたけど我慢して頂上を目指す。

が、何やら様子がおかしい。明らかに雪のような霧が立ち込めてきた。
良く見ると「樹氷?」木の枝が凍り付いている。

マイナス1度+強風な蔵王エコーライン

とにかく寒い。。Tシャツにパーカーだけでは耐えられず車に積んでた作業用ジャンバーも着込む。体感は-4度くらいなんだろう。前日の28度から32度急降下。。。

少し下って展望台のような所で、強風の寒さに耐えながらやっと紅葉絶景っぽい奴が1枚撮れた。逃げるように車に引き返す。

秋保温泉のおはぎ

蔵王を下りて来たら、ほっとしたのか急におなかが空いてきた。仙台に向かうルートを秋保温泉経由にして、名物おはぎを買うことに。

ゴマのおはぎを選択。中に餡が入っていないのを前も体験してたのに。。

松島へ

仙台市内を通って45号線に。塩釜を通って松島へ。松島へ行くのは小学校1年生の時に仙台の叔父に連れて行ってもらって以来。相変わらず海は濁っている。なのに観光客は滅茶滅茶いるのにびっくり。。外国人も多い。大船渡の海の方が格段に綺麗なのに。。。(大船渡湾は別として)

そこから三陸道の無料区間に乗り、途中三滝堂で昼寝して家に着いたのが15時位。待ちわびてた柴犬空を散歩させる。

今回の旅はとても良かった。色々暑かったり、寒かったりジェットコースターのようだったけど、何かとてもすっきりした。何よりも自分はいい方角に向かっているという安心感がとても良かったので嫁さんに感謝している。
また是非別な方角にチャレンジしたい。次はちゃんと布団敷こう。湯たんぽとか寒さ対策考えよう。



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