オーストラリアでフリーター
日本は島国だ。
文字通り日本以外の国は海外。海の外。
それでも海外に行くことはできる。(コロナのない世界の話)
数日の旅行はもちろん、
日本人であれば多くの国に
3か月くらいは飛行機のチケットさえ買えば行けてしまう。
大学や高校の正規留学は難しくても
語学留学なんかも誰でも挑戦できるはず。
そんな中でやっぱり難しいのは働くこと。
現地の人の職を奪うことになるし、
言葉の壁だってある。
よく英語を使った仕事がしたいなんていうけど
英語を使って何がしたいのかが重要だ。
日本で日本語を使って仕事がしたいと言えば
ほぼすべての職が当てはまる。
言葉が変わっただけで、求められることは言葉以外の能力だ。
言葉の他のもう1つの壁はビザである。
働くためのビザには様々な条件をクリアしなければいけない。
ただ1つだけ、簡単に手に入るビザがある。
ワーキングホリデー
これについては調べれば出てくるので詳細は語らない。
でもこのビザは条件さえ満たせば簡単に手に入る。
これも日本人であることの特権のひとつだと思う。
このビザで入国した人はその国で働くことが認められている。
ただ働く権利があるだけで、働く場所があるわけではない。
もし働きたいのであれば、自分で職を探さないといけない。
今の時代、どの国にもタウンワークのようなものはある。
なんなら日本人向けに日本語の現地サイトもたくさんある。
何がしたくてその国で働くかにもよるけれど
言語を学びたいのであれば、後者はもちろん向かない。
海外の日本食レストランに入って日本人が働いていることはまれだ。
メニューもなんとなく変な感じ。
なんか嫌だなと思っていたころもあったけど、
日本に置き換えてもいろんな人がいろんな料理屋さんをやってるから
そんなもんだよなと思うことにした。
私が仕事を探すとき、節約のためにはまかないが必須だった。
そうなると、どうしても飲食店に限られる。
最初の仕事探し時点では英語に自信があるわけではなかった。
せめてもの意地で英語で求人がでている
日本食レストランにターゲットを絞る。
少なくとも日本語で求人が書けるレベルの人がいないか、
日本人を求めていないから、日本人の同僚が少なさそう。
日本食レストランならメニューを覚えるのが簡単そう。
そしてCan I get~~~~~と聞き取れなくてもカツドン
この単語の聞き取りだけならできるはず。
求人サイトを見ているとちょうど良い求人があった。
英語。日本食。まかない。
完璧だ。
電話での会話はとても不安だった。
求人を見て連絡しました。働きたいんですけど。
もう少しゆっくりしゃべって。面接してください。
ここまでを何回も練習して電話をする
プルルルルルル、、、、
はい、もしもし?
日本語かーーーーい!
中国人のオーナーさんは日本語がとても堪能だったけど
無事に働くことが決まった。
小さいけど人気のレストラン。
同僚は3割くらいが日本人。お客さんは9割5分オージー。
狙い通りだ。
ここから私のフリーターライフが始まった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?