ゴールについて
なにかの目標に向かって、あるいは目的地に向かってボクらは生きている。
先日、打ち合わせが終わったあと、
ゴールの達成感について話した。
「走るのは自分だが、自分が前に進むために相手の走りや歩みを止めさせるのはルール違反だと。」
そうか、なるほどと思いながらルール違反が通じている世界はどこなんだろうと考えてSNSなんてもんが第一に浮かんでしまったのである。
ゴールテープを切ったあとの爽快感は、何着でも爽快感をただ味わいたいものだが、自分が前に進むために言葉で歩みや走りを止めさせたゴールは、もしかしたら、到達感だけで立ち尽くした人の走れなかった分だけ減算されることは無いだろうかと。
ボクは、小学校の運動会いつもビリだった。つい最近まで嫌な思い出の一つだった。だが、最近スピーカーで名前を連呼されて、商店街のおじさんおばさんが、団地の人たちが、がんばれ〜って背中を押していたかもって、ゆっくりスローモーションのように思い出すことがある。
嫌だった記憶が、とても楽しい記憶になるまでに、こんなに時間がかかったのだから、相手を言葉で走れなくさせることは、今やめたほうがいい。
こんな暑い日は、特にスローダウンして周りの景色を楽しむように、時にはかき氷でも食べよう。
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