精油百花 #47ヒソップ
◆ヒソップの基本プロファイル
【学名】Hissopus officinalis
【科名】シソ科
【精油抽出部位】花穂
【芳香】温かく甘みがありスパイシー、カンファー調、薬草の香り
【ノート】ミドル
【性質】熱・乾
【五行】金
【原産地】南ヨーロッパ、アジアの温帯地方
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】ピノカンフォン、イソピノカンフェン、αーピネン、サビネン、ミルセン、リモネン、1,8-シネオール、ツヨンなど
【作用】抗菌、消毒、抗カタル、抗感染、鎮痙、瘢痕形成、消化促進、通経、去痰、血圧上昇、結石溶解、免疫促進
【安全性】妊婦・てんかん症・発熱時は禁忌。授乳中・2歳以下の小児への使用も控える希釈濃度は2%以下にすること。
非常に強力な精油なので、用量は少なくすること。
花にとても強い芳香があり、蜂や蝶の大群を魅了する。
ヒソップは古代ヘブライ語では「聖なる薬草」を意味するezobに由来する。
霊的な浄化を象徴することから、洗礼式や罪の恩赦と関わりを持つとされる。
《東洋医学的視点》
温め、動的な陽気を補う強力な強壮剤➡肺に作用して起こる働き。
タイム精油と同等、大変「熱く」「刺激性」のある精油➡必ず希釈する事が大切。
肺を強め、衛気を補う➡スタミナ不足で息切れし、免疫力の低下した状態に役立つ。
寒証の感染症に最適。
脾を強壮し、消化を促進し温める。
◆ヒソップタイプのパーソナリティ
自他を分ける「境界」をはっきり引くことが出来ると言われる。
他人の気分や感情に影響され、結果的に自分を取り巻く環境から「負の気」や張り詰めた空気を吸収してしまう人に役立つと言われる。
◆サトルアロマセラピー
「浄化のハーブ」➡瞑想やヒーリングをする場所に使うとよい。
◆ブレンディング
アンジェリカ、オレンジ、フェンネル、メリッサ、ラベンダー、ローズマリー
◆特記
喉の痛み・咳によい(ユーカリ・ティートリー・タイムとのブレンドがよい)➡呼吸器系との親和性=粘液を流動化させ、気干支の痙攣を緩和させる。無月経の治療に効果的。
「胸を開く」作用➡引きこもることを切望する気持ちに拮抗して、私たちが世界と向き合えるように助けると言われる(魂の浄化を担うという作用)。
心に働きかけ、元気を回復させる力がある。
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