精油百花 #2オレンジ・スィート
◆オレンジ・スィートの基本プロファイル
【学名】Citrus sinensis
【科名】ミカン科
【精油抽出部位】果皮
【芳香】甘く爽やかな香り
【ノート】トップ
【性質】温度・湿度共に平
【五行】木
【原産地】ヒマラヤと中国南西部の間の地域
【抽出方法】圧搾法(低温圧搾)
【化学組成】ネロール、シトラール、リモネン、α-ピネン、ミルセンなど
【作用】抗うつ、鎮静、鎮痙、駆風、排胆、消化促進、消火器強壮、健胃
【安全性】毒性、皮膚感作なし(ビターオレンジには光毒性あり?)、長期に渡って肌に使用すると、刺激してしまうこともある。
スィートオレンジにはネーブル・ジャファ・バレンシアと種類が豊富。
花からはネロリ油が、その葉からはプチグレン油が取れる。
子どもの寝かしつけやお腹を壊した時にも役立つ。
現在、精油の大半はイスラエル・ブラジル・北アメリカ・オーストラリアで
生産されたもの。
《東洋医学的視点》
気のなめらかな流れを司る「肝」に働きかける➡強肝作用・排胆作用
肝気の滞りが生じる症状を緩和させる➡悪心を伴う頭痛・緊張・不眠症
滞った気を動かし、緊張と欲求不満を和らげる➡気滞による不機嫌さやイライラを一掃する
・喜びと肯定感を呼び起こす力
・精油の「酸味」は全て「木」の元素と結びつく
◆スィートオレンジタイプのパーソナリティ
有能で仕事熱心な完璧主義者。頑張り過ぎて緊張のあまりイライラする。
物事を真面目に捉え過ぎて笑いを忘れている。
自己不信や未知への恐れがあり、新しいことに対してチャレンジできず
踏みとどまってる人。
◆サトルアロマセラピー
心に小さな陽光を広げる力があり、エネルギーが無くなったりした時に
気分を明るく甦らせてくれる。
◆ブレンディング
精油としての特質がネロリと重複すると言われてる。
ラベンダー・ネロリ・サンダルウッドとの相性がよい。
◆特記
肝・脾胃・腸に滞った気を流すので、消化器系の万能オイルと言われる
抗真菌・抗菌作用
食欲増進作用があるのでダイエット中は注意
体組織の成長と修復に欠かせないコラーゲンの形成を助ける
筋肉の様々な痛みと骨の弱体化に有効に作用する➡リラックス作用による