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精油百花 #42バジル

◆バジルの基本プロファイル

【学名】Ocimum basilicum
【科名】シソ科
【精油抽出部位】葉と花穂
【芳香】ほんのりスパイシーな軽い甘さのあるグリーン系
【ノート】トップ
【性質】温・燥
【五行】火
【原産地】アジア、太平洋諸島
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】リナロール、ボルネオン、カンファー、メチルカビコール、シトロネロール、オシメン、αーテルピネオール、オイゲノールなど
【作用】強壮、去痰、駆虫、解熱、健胃、健康回復、抗うつ、鎮痛、消毒、頭脳明晰、通経、神経調和、発汗促進
【安全性】妊娠中は使用を避ける。肌を刺激するので敏感肌は使用を避ける。

世界中で様々な種類が栽培される。
ヨーロッパ産のバジルが最良品とされる➡真正スイートバジル(別名:ヨーロピアンバジル)はリナロールを多く含み、アロマセラピーとして使用するには安全な精油と言われる。
*エキゾチック(レユニオン)バジル➡コモロ諸島、マダガスカル、タイで蒸留される(時にセイシェル)。このケモタイプはメチルカビコール含有率が高い。

《東洋医学的視点》
温性の精油➡腸を整え、精神を高揚させる(五行の火の作用)
心気を調整・強壮する。
神(しん)を支え高揚させる。

◆バジルタイプのパーソナリティ
大胆さ、自信、決断力、勇気を強めると言う関連ワードを持つ。

◆サトルアロマセラピー
病気で衰弱して抵抗力が弱まり、神経疲労や虚弱体質などによって、または
生活の変化によって気持ちが弱くなっている時など保護の必要な人にお勧めの精油。
悲しみをぬぐい、喜びと安堵をもたらすと言われる。
不幸な運命や悪霊から身を守ってくれると言い伝えられる。

◆ブレンディング
クラリセージ、サンダルウッド、ゼラニウム、ネロリ、バーベナ、ブラックペッパー、ベルガモット、マジョラム、ラベンダー

◆特記
頭痛と片頭痛に対して非常に高い作用のある精油。
副腎皮質にも作用を及ぼす➡アレルギーの発症を減少させる助けとなる。
消化器系の不調にも有効➡嘔吐、胃痙攣、吐き気、消化不良、吃逆
血液中の尿酸の量を最小限にするのを助ける➡痛風の痛み、筋肉痛全般
脳に最も効用のある精油のひとつである➡頭の疲労を取り除き、精神力と明晰さを授けてくれると言われる。
脱力感、優柔不断、ヒステリーに特に効用がある。
夜通し悩みを咀嚼している「咀嚼型不眠症」の鎮静剤として勧められている。
*ホーリーバジル(O.sanctum)
ホーリーバジルは誕生と死に際に所望され、インドでは一生の中の様々な行事に使われる。特に子供を欲しがっている人が子宝を授かるために用いられると言う。インドではバジルはビシュヌ神に捧げられ、富と美の女神であるラクシュミーの化身とみなされている。

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