精油百花 #46プチグレン
◆プチグレンの基本プロファイル
【学名】Citrus aurantium var.amara
【科名】ミカン科
【精油抽出部位】葉と若い小枝
【芳香】爽やかなフローラル系の甘い香り、ベースはかすかにウッディ・ハーブ調
【ノート】ミドル~トップ
【五行】木(そして土)
【原産地】中国南部、北東インド
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】リナロール、ゲラニオール、ネロール、αーテルピネオール、酢酸リナリル、カンフェン、リモネンなど
【作用】抗うつ、鎮痙、鎮静、デオドラント、消化促進、健胃
【安全性】毒性、刺激性、皮膚感作性なし
オレンジの木から採れる三種類の精油のひとつ。
フランス産のプチグレン精油が最高品質と言われる。
・パラグアイ産=プチグレンパラグアイ
・フランス産=プチグレンビガラード
フランスの生産者は、蒸留の際に小枝や未熟果を入れずに葉だけを入れるように注意を払っているため。
◆プチグレンタイプのパーソナリティ
活性化、バランスを保つ、回復する、明晰にする性質を持つ。
落ち着きをもたらし、心に栄養を与える。
◆サトルアロマセラピー
高次の精神、心のスピリチュアルな面を呼び覚ます。
意識や知的思考に関係する。
◆ブレンディング
イランイラン、オレンジ、カルダモン、サンダルウッド、ゼラニウム、ネロリ、パルマローザ、メリッサ、ラベンダー、ローズウッド、ローズマリー
◆特記
ムエットに落とした後に乾くと、甘いフローラルの香りになる。
怒りとパニックを鎮め、感情が落ち込んでいる時に自信を持たせ心をリフレッシュしてくれる働きがある。
情緒を鎮静させる作用=ネロリ精油に匹敵する力がある。
(重症の抑うつ状態に効果的なのはネロリの方)
神経疲労・ストレス関連症状によい➡気分を高揚させ爽快にしてくれる。
禁欲生活の拒否、感情的な欠落によりどんどん問題が出て来ることから生じる苦悩によって「不眠症」で悩む人におすすめの精油。