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精油百花 #13ティートリー
【学名】Melaleuca alternifolia
【科名】フトモモ科
【精油抽出部位】葉
【芳香】フレッシュで鋭く清潔感があり、軽く樟脳の香り
【ノート】トップ
【性質】温・燥
【五行】金(そして火)
【原産地】オーストラリア
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】テルピネンー4ーオール、1,8-シネオール、αーピネン、シメン、
リモネンなど
【作用】鎮痛(呼吸器系)、抗菌、抗真菌、抗感染、抗ウィルス、心臓強壮
、免疫促進、瘢痕形成
【安全性】皮膚の敏感な部分で刺激がある場合がある。
非常に用途の広い精油。
オーストラリアのアボリジニが昔から生活の中に取り入れて来た。
生命力が非常に強く、幹を切り倒しても元気よく生長し続け、二年後にはまた伐採できるまでになる。
生育地はオーストラリアの東海岸(温暖湿潤)に限局される➡湿地、排水路脇、河岸を好み、よく氾濫する河川に囲まれた海抜の低い湿地帯(奥地の湿原)を好むため、精油を産出する葉の伐採には困難を伴う。
《東洋医学的視点》
心・肺と神経系を強壮する働きがある➡慢性的な無気力、動悸、息切れ、循環障害がある時に「気」を補う。
神経を安定させ、脳への血液循環を増す作用➡免疫機能の低下を伴う精神疲労や神経衰弱に良い作用があるとされる。
「魄」を強化する。
◆サトルアロマセラピー
肉体的な脆さを抱え、その体の苦しみばかりではなく精神的にも被害者意識を負い、将来の不安に苛まれているような人に良い。
自分に自信を持てない人にも。
◆ブレンディング
スイートオレンジ、サイプレス、シナモン、ジンジャー、ユーカリ、レモン
◆特記
・最も重要な用途として、免疫系の力を助けて感染症を追い払う助けをすることが挙げられる。
・白血球を活性化して体内に入って来た有機体に対する防衛線を作らせ、病気に罹っている期間を短縮させる。
・強力な殺菌消毒力➡体から毒素を汗として排出させる働き。
・手術を行う前にティートリーを使用して一連のマッサージをすると、体を強化することが出来るとされる。
・ウイルス病に罹った後の回復期に体力をつける手助けとなる。
・乳がんの際のX線照射治療に対して体を保護する一定の力を示す、と言われる。
・水虫(特に爪水虫)への著効が認められている。
・抗感染作用を持つとされる精油の中でもティートリー精油に匹敵するものはないに等しい➡強力な自然の抗生剤=まさに「生命と闘う力」を持つ。
・衛気(えいき)を強める。
*衛気➡体表面を流れ、病気の侵入を保護するものを言う。