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精油百花 #44タラゴン

◆タラゴンの基本プロファイル

【学名】Artemisia dracunculus
【科名】キク科
【精油抽出部位】全草(地上部)
【芳香】グリーン系で甘くハーブ調、ほんのりスパイシー、爽やか
【ノート】トップ
【原産地】中東地方
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】メチルカビコール、オシメン、αーピネン、リモネン、γーテルピネン、オイゲノールなど
【作用】消毒、鎮痙、健胃、食欲増進、抗ウィルス、緩下、駆風、刺激、通経、利尿
【安全性】妊娠中の使用は避ける。メチルカビコールを多く含むので(約60%)アロマセラピーとして使用する場合は適度な量と回数を守ることが大切。
*メチルカビコール➡肝毒性・発がん性を持つ危険性がある。

原産は中東地方だが、のちにフランス産の変種から精油が採られるようになり、このフランス産のものが品質が優れていると言う評判。

生殖器系に極めて有効な作用をもたらす精油➡生理不順を正常化し、月経痛を鎮める。
慢性的な各種の症状を好転させる作用を持つ➡体を浄化する作用。
消化器系の不調に非常に効果があることで有名。
バジルのような強力な抗ウィルス作用を持つ。
その最大の効力は鎮痙作用と言われる➡アロマセラピーにおいて最も強力な鎮痙作用を持つ精油のひとつである。
また、滲出性の創傷を治すのに有益と言われる。

◆サトルアロマセラピー
タラゴンは本能が訴えかけていることや直感を認識し、理解する手助けになる。
また、心中にわだかまっていることを再び動き出させ、感情の鈍麻と退屈さとを払いのけ、心に刺激を少しずつ浸透させる力があるとされる。

◆ブレンディング
アンジェリカ、カモミール、キャロットシード、クラリセージ、ジュニパー、パイン、バーベナ、ファー、マンダリン、ライム、ラベンダー、ローズウッド

◆特記
別名:エストラゴン
神話によると、タラゴンはギリシャの狩りと出産の女神「アルテミス」にちなんで「Artemisia (アルテミシア)」と名付けられたと言われている。
フランスでは香水の成分のひとつになっている。

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