「弥生、三月ー君を愛した30年」を見た
ほんとに久しぶりに映画を観に行った!
今、私が気になる俳優さんの1人が成田凌さん。ダメ男、だらしない男をやらせたら天下一品だと思う。そんな彼が出ている、「弥生、三月ー君を愛した30年」を観てきた。
実は主人公たちと私自身の時の流れが同じなのだ。カレンダーをめくるように流れていく時間を自分自身の中の時間とリンクさせながら見ていた。震災の辺りは時間の流れ、そこで起こったことをわかっているだけにその前の2人の幸せな時間が終わるのがわかっていたから怖かった。
この映画の見所は…
成田凌演じるサンタのダメ男ぶり!でもだからこそ惹かれるのだろうか。震災後、探し回る情熱はすごいと思うけど、もうちょっと聞き方があるんじゃないのか?なんて。でも、真っ直ぐなところ(弥生の結婚式のところとか)にひとはひかれるんだろうなー。
波瑠演じる弥生の強さとその背後にある脆さ。後半だんだんやつれていく、荒んでいく様子がリアルだった。あんなひどいことをした父親でも罵られても介護をしなくてはいけないのか。あんなに真っ直ぐな先生だったのに、震災後のことでやめてしまって、でも、あゆむの教室に乗り込んだところはカッコ良かった(ここ、部外者が平気で入れちゃうところはあれ?と思ったけど)
最後の桜のテープ(WALKMAN!)、時間の流れと桜の木の成長、バスを追いかける時のバックに流れる曲、、、どれも素敵だった。こんなふうに誰かをずっと愛していけるのはすてきだなあ。こんな関係の人がいたらよかったなあ。
あと、サンタのお母さん役の黒木瞳さんがすごかった。いろんな意味で。専属のヘアメイクさんがいるようでほほう〜と思った。
これ、私みたいに同世代は懐かしさを傍に置きながら楽しめたけど、若い人たちはどんなふうに感じるのかな?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?