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我が家が何度も海外留学させる理由

こんにちは。さなぎです。

もうすぐ春休み!
昨年は息子とフィリピン・セブ島へ親子留学しておりました。

そして夏は海外短期留学

この春もふたたび海外短期留学に参加します。

母としては「お金もかかるし、年1回が限界かな」なーんて思っていたのですが、夫は考えが違った。

「中学生の今こそ、たくさんの経験を!」

夫、尊敬するぜ

というわけで予定より早く春休みに参加することに。

周りにはお金の面でも驚かれますが笑、それよりも「何度も行かせる意味は?」を聞かれます(お金の面では本当に夫に感謝)。

これね、たーーくさんあります。

今回はそんなお話。
ぜひ最後までお付き合いください。


自立心を養う

先日、渡航前のオリエンテーションがありました。

そこで伝えられたことのひとつに「ホームステイで得られる経験」がありましてね。

学びの変化:生きた英語を学ぶ
自立心の育成:日常生活スキルを磨く
自己表現力の向上:積極的コミュニケーション
異文化への思いやり:文化の違いを尊重

これ、親としては共感MAX。効果をマジマジと感じております。

というのも息子、いわゆる箱入り息子(まだ中学生だけど)。

長男、初孫、初ひ孫。さらに一人っ子。
周りみんなが助けてくれます。

親としてもやはり一人っ子ということで、どうしてもあーだこーだとやりたくなってしまいます。

昨年の春のセブ島。息子はほとんどわたしの前で英語を話してくれませんでした。

「まず恥ずかしいし、自信もないし、母がなんとかしてくれるだろう…」こんな気持ちがあったといいます。

その状態で夏に短期留学に送り出す。…母としては心配で心配で🥹

なんですが!
留学中の息子はずいぶんホストファミリーと会話をした様子。

ジュースなどを買うときは自分で買いますよね? それも出来た。

要は「親がいたらやらないけど、一人ならやる」

ほら、やはり外に出すべきです笑

心配していた忘れ物等もしませんでした。
中にはスマホや財布を紛失してしまう子もいるようですので、大丈夫かなーと思っていました。

それも大丈夫だった。

親がいないならいないでやれるんだ、と思ったときに母としても「もうあまりやらないようにしよう」と誓ったのであります。

おかげで最近はいろいろとずいぶん楽になりましたよ笑

現地での刺激がやる気になる

わたしの知り合いにお子さんが幼少期から英語が得意で、現在大学で英文学を学んでいるお子さんがいます。

なぜ話せるのか、理解できるのかを何度も聞いたことがあるのですが「わからない」のだそう。本当に好きだったりするとそういう感覚になるんですね。

息子は真逆。英語は話したい、でも文法はよく分からない。がんばっているのに全然英検3級に浮かれない。

ちょうどやる気が落ちている時期が昨年の夏でした。

親は「自立心を養わせたい」、子は「やる気を出したい」。

この思いが合致し、中2での留学を決断した背景があります。

実際、現地で生きた英語を体感したことで「自分、意外とわかるかも」と自信になったといいます。

留学中、数日は英語のレッスンがあります。そこでも今までなら分からないところは飛ばしたり、なかったことにしていたけれど(え?)そういうわけにはいかないからなんとか食らいついてみた。

そうしたらゾーンを抜けたのか「あ、わかるかも」の感覚を得られた。

帰国後は文法を改めて学び、2年以上燻っていた3級に合格。その次の準2級はまさかの一発合格。本人が一番驚いてました。

現地での生の体験の威力をまざまざと感じた出来事でしたね。

自分が動かないとはじまらない

普段はN中等部に在籍しているわけですが、入学を決断した背景に「受け身がちなコミュ力」が大きく関わっていました。

わたしも夫も割と積極的なタイプ。気になったり、わからないことは先延ばしせず聞きます(勉強は除く笑)。

そんな両親だったからか?息子は聞かなくても生きていける環境が出来上がっていたのです。あるいはその能力を吸い取ってしまったのか。

それが留学となると話は変わります。

「聞かないと話がはじまらない」

  • シャワーの時間は何分までいい?

  • コップってどこにあるの?

  • このゴミはどこに捨てればいい?

人様のお宅にお邪魔するわけですから、自宅とは何もかも違います。

だから聞かないといろいろと失礼にあたるんです。

しかも海外だから状況も違う。

最初は緊張していたようですが、聞きたいことは聞いていたようです。

そして帰国後。N中等部で開催される発表等に自ら参加するように。

これ、超超大変化。びっくりしました。

先ほど出てきた英語大好きなお子さんも大学で同じことを感じたようです。

「海外の人はこっちから行かないと自分が空気になる」

授業はオールイングリッシュ。学生も他国生。毎日が海外留学しているような環境。

もともと積極的な子と聞いていましたが、さらにグイッといけるようになったそうで。

異文化の交流でそんなに変わるんだなと驚いたものです。

息子は次の留学が海外4カ国目。少しずつ自分から動くことを意識している。

そんな変化のきっかけになるのだとしたら、将来大人になったときに十分リターンのある経験かなと思ったのです。

子離れを徐々にはじめたい

海外留学に行ってしまうと当たり前ですが、家に息子はいません。

しかも現在我が家は夫が海外単身赴任中。今回ひとり暮らしの期間が2週間ほどあります。こんな長くそういう期間って取れませんよね。

多くは旦那さんが家にいるでしょうし、兄弟もいたりします。

わたしにとってはこの期間、子離れをはじめるいい機会となりそう。

自身の過去の経験から息子のサポートに全力投球してきました。

中学生になり、電車通学がはじまり、わたしの離れたところで迷ったりすることもありました。物理的に助けられないから。

最初は心がキュッとして変に気持ちを同化させていたように思います。

夏の留学期間中なんて、飛行機の時間もずっとソワソワ。おかげで寝不足で(寝ろよ笑)。

でも途中で気づいたんです。

「寝ろって、いや眠いわ(そりゃそーだ)」

”ずっと見張ってて楽しいか?
わたしは尾行している探偵か?
そろそろ切り離そうよ。”

夏のこの気づきが本当に大きかった。そのあとから気持ちを同化させることはずいぶん減りました。

わたし自身もそろそろ”自分第一”にしてもいい時期かもしれないな。

我が家が何度も海外留学をさせる理由。

それは息子の経験と成長だけでなく、親自身の子離れも大きく関係しています。

ふたたび異国での生活に挑む息子。

ぜひ、ぜひ楽しんできて欲しい!

今回はわたし自身もひとり旅に出てみようと思います。

そんな風に家族全員が新しい経験をできるよう、今後も積極的に外に出よう。

今回はここまで。
最後までお付き合いただき、ありがとうございました。

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