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英検に戦略勝ちした少年

こんにちは。さなぎです。

先日こちらの記事を更新しました。

夏休みの短期留学後、すっかり英語が好きになりコツコツ勉強すること1ヶ月。

およそ2年近く”3級の一次試験”に受かれず苦戦していた息子、無事合格しました(二次試験に関しては一発で合格)。

彼の中でずっと「どうせボクは受かれないんだ」という思いがあった様子。合格してからは俄然やる気が出たようです。

やはり留学したことは大きかったみたいですね。本人も言ってました。

親がいない環境。添乗員さんはいるけれど、ホームステイでは基本ホストファミリーとの会話になります。

同じファミリーには他の参加者の子もいるけれど、なんせ初対面。そうなるとシャイボーイはなかなか助けを求められないわけで笑

  • 自分の英語が伝わるのか

  • レッスンでついていけるのか

  • あれ?意外とやれるじゃん

  • わからないけどやらねば……

そんな風に日々なんとか付いていっていたようです。

日本にいればやりたくなければ目を背けられるし、逃げることもできる。でも留学中はそういうわけにはいきません。

しかし次第に様子が変わってくる。

ランナーズハイという現象があるように、日数が過ぎていくにつれて「あれ?これわかるかも」という感覚が出てきたらしい(わたしが英語がダメなので感覚分からず笑)。

ずっと文法に興味が出ないし、勉強してもよく分からなかったから適当にやっていた。その部分が留学中に解消することが増えていたというのです。となるとさらにやる気も出てきます。


帰国後、彼はコツコツと英語の勉強を始めました。

これまでならわたしに「次の英検は〇月〇日だよ」と言われないとやらなかったけれど、いい加減3級に受かりたかったからかやるように。

そして見事結果に結びついたのです。


3級合格後は次の準2級に進みます。

そこで彼は考えた。

「合格する戦略ってあるのかな?」と。

我が子だねぇ笑

ギリギリであろうと、余裕であろうと合格は合格。ということはある程度戦略を持たせることで効率よく合格できないかを考えたのです。

さすが我が子。まさにわたしたち両親もその考え方をします。遺伝かね。

N中等部にはメンターの他にTA(ティーチングアシスタント)と呼ばれる大学生が学習サポートに来てくれています。

よく教えてもらっているTAにその戦略を聞いてみたようなのです。

すると伝授されたのは以下の3つ。

  • 準2級からは単語力勝負

  • 単語力は暗記するしかない

  • ライティングで稼ぐといい

「そりゃそーや!」とは思いましたが、なんせ息子はこれまで単語は二の次にしていたのです。

戦略を伝授されると、これまでなら新品のまま放置されていた単語帳を読み始めます。

単語帳以外に過去問や対策問題集も買ったのですが、どちらも無視🥹

通学中、お出かけ中、夜ちょっと……。

”お前、どうしたん?”ってくらい、打って変わって単語を覚える(ちょっと怖いくらいに)。

ボロボロになった単語帳をみてうっとりしていることも(これも結構怖い)。

単語を覚えると当たり前ですが、リーディングでも解けるようになってきます。

「あ、知ってるこの単語!」のうれしさから、さらに勉強するという好循環が生まれるわけですね。まずはリーディングが伸びてきた。

リスニングは留学で多少鍛えられていた様子。
ただ準2級からは読み上げが1回とのこと。

先に問題に記載されている単語をピックアップしておく。

そんな対策をしたそうです。

そしてライティング。みんな苦手なライティングは息子も苦手でした。これは英語漬け.comというサイトで対策。

今の時代はすごいですね、AIが添削してくれるんですって。

わたしたちの時代にはそんなものはなかったので、合っているか分からないまま勉強していましたよ笑

どうやらライティングが9割取れれば、残り2つ(リーディング・リスニング)で多少コケても合格できるらしい。むしろライティングの比率がかなり高いから『ライティングを制するものは英検を制する』らしいのです。

いや〜我が子ながら面白い。そういうところは頭が回るんだなぁ😂


こうして3級合格から3ヶ月。
準2級の一次試験を受けたところ……





一次試験、まさかの一発合格💮笑

本人が一番びっくりしていました(いやわたしもだいぶびっくり)。

ライティングではなんと9割ゲット。実はリーディングとリスニングで結構コケていたのですが、ライティングがカバーしてくれた。


おいおい、戦略勝ちすぎるやないか笑


でもね、そういうものですよね。ギリギリでも合格は合格。

もちろん今後は合格か否かだけでなく、スコアも大切になってきますが一旦はこの成功体験でいいかなと思います。


偉いなと思ったのは結果に喜ぶだけでなく、細かくスコアを分析していたこと。英検バンドがどうだとか、CEFRレベルだとかで現状把握していました。

親としても今後はスコアの内容も大切であることは伝えておきました。

それを踏まえて次回からはリーディング・リスニングも磨きをかけたいらしい。


いや〜人間、やる気が出ると変わるんですね。
我が子ながらちょっと驚きました。

失敗の経験はもちろん必要です。でも何度も続くと心が折れかける。

息子にとって3級不合格の2年間は相当長いものだったことでしょう。

だからこそ準2級の合格は相当びっくりしたのでしょう笑

親ですら「まあ、1回は無理だろ」と思ってましたから。

きっとこの成功体験は次の成長につながります。

まだ面接が残っていますしね。それはいつもお世話になっているQQ Englishの対策講座でがんばっております。

そうそう、N中等部・N/S高では「英検準2・2級対策講座」もあるんですよ。息子も高校生に混じって年明けから参加しています。そういう環境があるのもうれしいですよね(基礎学習の時間で開催)。

試行錯誤しながら少しずつ前に進む……か。

そういえば小さいころ、わたしは常に完璧を求めて失敗が怖かった。

失敗したら怒られるし、失望されると思っていた。だから高校も失敗しない学校を選んだ。事情があったにせよ、大学も然り。

もっと勝負に出ていたらよかったかなーと、ときどき思うんです。まぁ時は戻せませんから、仕方ないことですが。

息子には適度な失敗、ときどき成功体験、そして自らが望む挑戦をどんどんして欲しいなと思います。

今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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