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コントロール使いへの道

 みなさんこんにちは、佐奈月です。多くのプレイヤーの方がオフシーズンだと思うので、たまには趣味に走った面白そうなデッキを考えていこうと思います。

 2シーズンほどサーナイトexデッキを使い続けてきましたが、そのおかげで環境に存在する使用率の高いデッキについては大体内容を把握することができるようになりました。そこで、すべてのデッキに勝てる(であろう)コントロールデッキを考えていこうと思います。


コントロールデッキとは

 まず初めにコントロールデッキについて書いていきます。コントロールと聞いて、まずみなさんが思い浮かべるのは、カビゴンLOと呼ばれるデッキではないでしょうか?対戦したくない、苦い思い出がある人が大半だと思います。
 日本では使用者が少ない傾向にありますが、海外大会では一時期猛威を振るっていたこともある強いデッキタイプの一つです。

 デッキの特徴は、相手に攻撃されない状況を作って攻撃、または山札切れを目指すの2通りです。その過程で相手が投了することもあります。
 作り手に求められるのは高い構築力とプレイングです。環境のデッキに対しての理解度やプレイ速度などかなり上級者向けのデッキになります。

 相手の思考、できること、プレイをコントロールして勝ちを目指すかなり面白いデッキとなっています。

有名なコントロールデッキ

 デッキの一例を挙げておきます。あくまで一例です。参考までに

カビゴンLO

2p2SRy-9RVQ1u-MRpREM

 特性とおせんぼ(相手のバトル場のポケモンは逃げることができなくなる)を持つカビゴンで、相手の攻撃できないポケモンを縛りながら、ビワや野党3姉妹で山札から有効札をトラッシュしていき、最後はイーユイexの技で山札を削りにいくというデッキです。
 昔から存在するコントロールの定番デッキでもあり、今の時代でも猛威を振るっています。しかし、クセロシキのたくらみが登場したことで手札を貯めれば貯めるほど不利になることがあるので、少し数を減らしてきたかなと思います。

イダイナキバLO

cx484Y-AJvYe9-aJxYcG

 高耐久で相手からの攻撃を耐えつつ、山札を毎ターン4枚トラッシュして山札切れを目指すデッキです。やることはシンプルなのでどれだけ試行回数を増やせるかが大切になります。最近はドラパルトexが登場したことにより倒されやすくなったため使用者が減っているが、ハンディサーキュレーターとお囃子笛のおかげで少し追い風かもしれないです。

ピジョットコントロール

8c4YxG-fTHd6w-JcGx44

 戦うこともできる最強格のコントロールデッキ。正直何が入っているかは好みなので正解の形はありませんが、ピジョットexの特性で毎ターン好きなカードを持ってきつつ相手の妨害をし続けるデッキです。
 しかし、ピジョットexが立たないとほぼ何もできないデッキでもあるので速攻型のデッキとは少し相性が悪い気もします。

 みなさんも一度は対戦したことがあるデッキがあったのではないでしょうか?相手にするのは嫌ですが、知識として知っておくことも大切なのでよければ覚えておいてください。

 カビゴンやキバはコントロールであるか少し疑問に思う方もいるかもしれませんが、大きな括りではコントロールデッキだと思っているので、深く考えないでください。


デッキの方向性を考える

 それではコントロールデッキを作っていこうと思います。目指す勝ち方は

  • 相手の行動を縛る

  • 攻撃して勝つ

 この二つを柱にしてデッキを組み立てていこうと思います。どのようにして相手の行動を縛るのかが難しいですが、今回は3通り考えていきます。

手札を減らす

 それでは相手の手札を減らす方法について考えていきます。
 有名なカードだとビワが挙げられます。相手の手札を見て、グッズを2枚までトラッシュすることができます。相手の手札を見ることで、相手のやりたいことも大体わかるので、次の自分の行動を決める指針にもなります。
 カビゴンの天敵と話した、クセロシキのたくらみも似たようなことができます。

 トレーナーズで完結するのが一番楽ですが、ポケモンの技でも手札をトラッシュさせるものがあります。それがレントラーexとレントラーVの技です。
 exの方から説明していきます。

 レントラーexは無色2つで120ダメージを出しながら相手の手札を見て1枚トラッシュすることができます。HPも310と高めなので相手の攻撃を耐えながら、数回技を使うことができます。問題点は2進化ポケモンなので立てるのが難しいということです。
 次にレントラーVですが、exとほぼ同じ技を持っています。無色2つで30ダメージを出しながら、相手の手札を見てトレーナーズを1枚トラッシュすることができます。
 ここでの違いは手札1枚とトレーナーズです。手札1枚とはなんでもいいので1枚トラッシュすることができます。しかし、トレーナーズは相手のトレーナーズのみなのでポケモンやエネルギーはトラッシュすることができません。

 ダメージにも差がかなりあるので、序盤はV、中盤以降はexという風に使い分けるのがいいのかなと思います。

攻撃されない状況を作る

 次に考えたいのは相手に攻撃をさせない状況を作るということです。方法は二つあります。

 まず一つ目は相手のエネルギーを割り切るというものです。ポケカでは技を使うのにエネルギーが必要なため、それが0になると基本的には攻撃することができず、こちらからゆっくり(低いダメージで)攻撃しても勝ち切ることができます。ハンディサーキュレーターやクラッシュハンマー、改造ハンマーが代表例です。しかし、相手のデッキにもすごい釣竿などのエネルギーを回収する手段が少なくとも1枚、デッキによっては4枚以上入っていることがあるので手札妨害と合わせることで勝ちやすくなります。

 二つ目は特殊なポケモンを使うということです。ミミッキュやオーガポンex礎の面などの特定の相手から攻撃を受けないポケモンをバトル場に出し続けることでターンを稼ぎます。相手のベンチを呼び出す札(ボスの指令など)は2枚採用のことが多いため、それさえ凌げればあとは攻撃されることなく攻撃を続けられます。しかし、すべてのデッキに対して行えるわけではないので環境のデッキを見極める必要があります。

相手の攻撃を受け切る

 最後は相手の攻撃を半永久的に受け切ることで相手の山札切れを狙いにいきます。例えば中打点以下のダメージ(200前後以下)なら、HPを100上げたレジエレキで耐えることができ、このレジエレキはボタンで回収することができるため何度もループすることができます。ロストスイーパーや高打点アタッカーに突破されてしまいますが、そういうポケモンはミミッキュなどで止まる可能性が高いため使い分けるといいと思います。

こちら側の攻撃手段

 ここまでは相手に対しても妨害を書いてきましたが、それだけでは時間以内に勝つことは厳しいことが多いです。そこで、こちらからも攻撃できる手段をいくつか挙げておきます。

  • 輝くリザードン:終盤には炎エネルギー1枚で起動しつつ250ダメージ出すことができる。進化ポケモン以外なら大体倒せる。ボタンでループする前提

  • ガチグマアカツキex:リザードンとほぼ同じです。違いは相手に倒されづらいのでサイドを取られずに戦うことが可能。

  • レントラーex:ダメージこそ低いが相手を妨害しながら攻撃することができる。

  • ゲンガーex:相手のエネルギーを割ることに特化したポケモン。ダメージは高めだが、複数体いれば特性も強く働くのでおすすめ。

コントロールデッキで戦う時の考え方

 あくまでも私が思っていることになります。もっと上手いコントロール使いの方は多くいらっしゃるので参考程度にしてください。

 基本的にはサイドを6枚取られるまでにこちらのペースに持ち込むというのが戦う時に大枠で考えることになります。ポケカのルールはサイドを6枚取った方の勝ちなので、その前に相手の動きを完全に止めにいきます。言い方を変えると、サイドは5枚あげていいから、その間に自分の盤面を整えようということになります。なので、手札があまり良くなくてもなんとかなることが多いです。あえてサイドをあげることでカウンターキャッチャーなども使いやすくなるので、サイドの調整もしっかりとします。もちろん相手の動きなどにもよりますが、よっぽど噛み合わせが悪くない限りはいい勝負をすることができます。

対面ごとの勝ち方

 それではここからは環境に多いデッキに対してどのように戦っていくかを説明していきます。基本的には相手がされたら嫌なことを常に押し付けることで有利な盤面を目指します。

リザードン
 環境デッキと戦う時に最低限勝てないといけないデッキです。色々と勝ち方はありますが簡単なのは攻撃できないポケモンを逃げられない状態にすることです。リザードンデッキにはロトムVをはじめとした多くのシステムポケモンが採用されています。例:ロトムV、ネオラントV、マナフィ、キチキギスexなど
 このポケモンたちをカビゴンで逃げられなくしたりすることで勝ちが容易になります。もちろん相手も抗おうとすると思いますが、こちら側と違ってトラッシュのカードを山札に戻すカードが多く採用されていたりすることは稀なので、しっかりとプランを通せれば勝つことができます。
 システムポケモンを呼ぶ以外にも、エネルギーをトラッシュしきる(採用枚数が6のことが多いためすごい釣竿をトラッシュできれば大体通る)、不思議なアメを4枚トラッシュさせた後にデヴォリューションなどがあります。デヴォリューションについては他のデッキでも応用できるので覚えておくといいと思います。

ドラパルト
 簡単なようで簡単に勝つことができないデッキです。そもそのもダメージが200と少し高めなので、耐久するのも少し難しいです。ドロンチの特性で山札を引けてしまうのも辛いところです。
 目指す勝ち方は、このデッキもエネルギーが少ないためエネルギーを割り切るかシステムポケモンを逃げられなくすることです。攻撃して勝つよりも山札切れを狙う方が多分簡単です。
 ロスト型だといれかえ手段が豊富なので少し難しいです。しかし、ビワなどを駆使することで大抵のことはどうにかなります。
 そして、ダメージの上限がほぼ決まっているデッキでもあるのでそこそこのHPのポケモンがいれば何回か攻撃することができます。

タケルライコオーガポン
 速攻系の強いデッキです。基本的にミミッキュを突破できないので、そこで数ターンもらえると嬉しいです。非エクのアタッカーも採用されていますが、何度もタケルライコを呼ぶことで相手から攻撃される回数を減らします。トラッシュからエネルギーを回収する手段こそ豊富ですが、ビワをうまく使うことでその回数を減らしたり、逃げエネを使わせることで相手の場のエネを減らします。イキリンコexや輝くゲッコウガが出てきたらそこを逃げられないようにするのも強いです。

ルギア
 めっちゃ不利です。理由としてはポケモンを縛りきれない(ジェットエネルギーがあるのでアタッカーが出てきてしまう)、エネルギーを割り切れない(アーケオスでほぼ無限供給)などが挙げられます。チラチーノ(青天井系のアタッカー)がいるのも厳しいところです。もちろんこちら側も対策はしますが、それでもルギア側の方が有利なことが多いです。ジュラルドンVMAXカムバック…

ロスト系統
 ちょっと不利寄りかなと思います。序盤の動きが安定しているデッキなので、出遅れると大変なことになります。カビゴン型なら時間を稼げるのでいいですが、ピジョット型だとちょっと厳しいこともあると思います。いれかえ関連は合計で8枚前後入っていると思ってプレイするといいと思います。終盤(相手の山札が少ない状況)まで負けなければおそらく勝つことができます。
 最近登場したキュレムを採用することで、もしかしたら一気に勝つことができるかもしれないので、よければ検討してみてください。

 この辺りをしっかりと対策できていればなんとかなるのではないでしょうか?他にも増えてきたデッキがあれば、基本的にはプレイングを見直してみるといいと思います。対策のカードを入れることだけがコントロールデッキではありません。

 ここからは有料とさせていただきます。コントロールデッキの強みとして中身がわからないというところがあるので、オリジナルのものは有料にします。もし気になる方がいましたら、ご購入いただければと思います。よろしくお願いします。

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