指す将順位戦9th自戦記 B級1組 5回戦 (vs mick=あおま4級[1178])
4回戦を終えて2勝2敗の指し分け。
同様の成績のプレイヤーが自分以外に6名いるということで星取り合戦が白熱しそうだが、残り全勝すれば良いところまでいくんでしょ という脳筋理論でとりあえず最終戦付近までは進んでいきたい。
↓真面目な星取算用はけいさんがお書きになった以下の記事が参考になりそうです。
【対局前】
◇対局相手の印象
中飛車マニア
先手番でも後手番でも中飛車の採用率が高い。
相手が飛車を振った場合は…これを果たして相振り飛車と呼べるのか、中飛車左穴熊をよく指している印象がある。
1年以上前の棋譜では対抗形の居飛車を持っていたり、相居飛車の一手損角換わりを指している対局もあった。
放送局チャートでは定跡派の攻め棋風という分類。
B級1組はこの象限に位置するプレイヤーが最多で、私はこのうちポールさん、けいさんと対戦しているが どちらにも敗れている。私が苦手としている棋風の可能性があるので警戒して挑みたい。
◇対戦成績
初手合い
mick=あおま4級は第5期から連続参戦継続中。
日頃のポストを見ていると棋譜並べや詰将棋を日課としていることがよくわかる。指す順放送局でも触れられていたが、中終盤は要注意だ。
◇事前準備
[▲先手番]
こちらが先手番になった場合は久しぶりの3手目▲2五歩から相手の得意のゴキ中を封じる方針で指す。それでも中飛車を指すことは可能だが 居飛車側がだいぶ得をする展開になる。
過去の棋譜を見てもあまり類型がなかったが、ノーマル中飛車、ノーマル四間飛車にした対局がそれぞれあったのでそれを想定して考える。
対ノマ四は特に想定局面は設定しないが2回戦でも指したミレニアムに組む予定。
前述の四間飛車になった対局は先手が早めに▲5七銀を決めていたのでそれも影響していた可能性があり、出現率は低いと見ている。
[△後手番]
対先手中飛車を想定。
この戦型は前期たくさん勉強させたもらったのでその集大成をぶつけられればと思う。
ベースは前期6回戦で、展開によっては前期9回戦で学んだ形になるかもしれない。
~対局前まとめ~
先手番なら3手目▲2五歩で最序盤の主導権を握り、後手番なら先手中飛車相手に急戦調の将棋を仕掛けてどうか。過去の将棋ベースだが、本局改めて検討してみて発見した形もあるので力を発揮できればと思う。
【対局開始ッ!】
先手:* 392aoma7(1550)
後手:SaisokuAmanogawa(1687)
(↓対局棋譜と振り返りは下記リンクからどうぞ!)
https://shogi.io/kifus/259975
◇急所の局面(68手目△8八飛まで)
既に後手勝勢の局面で、対局中も形勢は良いという感触はあった。本譜は▲1五歩と端から手を作ってきたが、ここで▲3四歩と無理やり玉頭から暴れてくる手が気になっていた。
感想戦で示した手順。
銀を香車で取らせてしまうが、その前にこちらも銀香交換で得しているので駒割は変わらず、お互い銀を持ち駒にした計算。盤面をスッキリさせて、銀だけでは何も出来ないだろうという読みで、これで後手良しという結論で評価値を見ても間違いなさそうだ。
これで検討を終わらせても良いが、ソフト流の手順も見てみよう。
▲3四歩を銀で取る。▲3五銀打のゴリ押しには△3六歩と我が道を進んで馬取りを無視して囲いに殺到。
最後は角を取って必至で後手勝ちという如何にもな手順というか……強い。
【対局後】
◇本局の振り返り
序盤で作った好形を活かして中盤を優位に進める自分らしい将棋が指せたと思う。終盤も自分らしいといえばらしいがいつか隙を突かれそうな作りではあるので改良の余地はある(いつも言ってる)。
◇最後に
対局前は相手の将棋観を破壊してやるぜくらいのマインドで挑むのだけれど、決着がついて対局相手が哀しみに打ちひしがれているのを見ると 敗れたときの絶望感がわかるだけになんともいえない気持ちになることがある。ただ慰めの言葉なんてものより 将棋の負けは将棋で勝たないと癒えないものだと思っているので お互いにより強くなるためにやるべきことをやっていくしかないのかな とまとめておきます。次局以降も闘志を漲らせて頑張ります。それじゃあ。