見出し画像

「どこに居ても、変わらないよね」は褒め言葉である

「キムタクは何をやってもキムタク」
毎年、違った職業の役をこなし、連続ドラマの主演をしていた木村拓哉さんがよく言われていた言葉。

これは、一般的には彼の演技を非難する意見であります。しかし、私は彼への褒め言葉であると感じます。というのも、普段と同じ振る舞い、行動を、違う環境(役柄)で行うことができるのは、難しいものだからです。

この言葉を身近な例に当てはめてみると、「違ったコミュニティに参加しても、以前と同じような振る舞い(行動・貢献)ができる」と言えるのではないでしょうか。

例えば、あるコミュニティで、会計係のような細かい仕事を最後までやりきる信頼を得ていたとします。その後、違うコミュニティに参加した際、同じように会計係を任された場合、自分としては同じことをしているわけですが、外から見たら違ったことをしています。

ドラマが出演者、脚本、視聴者が違うように、コミュニティも人数の規模、参加している人の属性、コミュニティの活動内容、イベントなどの実施方法など、全く一緒のものはありません。

だからこそ、以前にできたこと(先述の例で言えば会計係)を違う環境で、再現することは、自分自身が一段レベルアップしている証拠であります。自分の中では、同じことをしてもしょうがない(つまらない)と思ったりしがちです。

仕事でやっていることをわざわざ社外のコミュニティでやるのは面白くないって思うのは当然ですね。ただ、その仕事の専門性の一端(ちょっとだけ仕事でやってるスキルを出す)を見せるだけで、他の人を喜ばせることもできます。同じことを違う環境でやると、評価が全く異なりますからね。

やはり自分のできること、やったことがあることを様々な環境で繰り返し行なっていくことが、意外に大切だと思います。もちろん、新しいコミュニティで、新しいことにチャレンジするの良いことですし、それこそ醍醐味です。

ただ、いきなり新しいことができないと一歩踏み出せない時もあります。そんなときは、自分のできることを身近な人に対して実行してみるのはいかがでしょうか。


いいなと思ったら応援しよう!