過去生の記憶
自分と繋がれるようになった頃、魂に名前を付けた。
過去生の中で、ヨーロッパ貴族のお姫様として生きた時代があって、それが楽しかったらしい。
「あなたの名前はなんだったの?」
「なんて呼んだら良い?」
思いつく名前の候補を並べて、イエスかノーかで聞いていく。
そうして辿り着いた名前がベス。
うれしいことや、楽しいことをベスと共有し、仕事の進め方で選択に迷った時は、ベスに聞いた。
思考優位で、損得で考えがちの私が、自分の魂に聞くのは大事。
ほんとにやりたいことなのか。
良さそうと思っても、ホントに良いのか。
答え合わせをしていく感じ。
時には
ダメだと思ったけど、え⁉︎やった方がいいの?
反対に、
良いと思ったのダメなの⁉︎ と愕然とすることも。
とにかくなんでもベスに聞いて、仲の良い友だちのように接していた。
そうしてしばらく、ベスと繋がっていたんだけど、ある時、ベス以外の過去生と繋がり、その人達の未練、心残りを浄化していったら、いつの間にか表に出てこなくなってしまった。
魂が統合したんだって。
それからは、呼び出すと出てきてくれるけど、普段はひっそりしてる。
ある日、電車で移動中、
「最近ベスとお話ししてないなぁ」
「ベスはどんな世界で生きてたの?」
「その世界を見てみたい」
電車の窓が少し開いていて、心地よい春の風が入ってくる。
「気持ちいいなぁ」
と目を閉じ、ボーッとする。
脳裏に微かに浮かんでくるヨーロッパ風の建物の外観。
天井が高い廊下のシーン。
バロック調っていうのかな?
貴婦人達の頭がいっぱい並んでいるシーン。
はっきり見えるわけでなく、薄ぼんやりと静止画が浮かんでる感じ。
これはベスの記憶なのか、それとも自分のイメージで作り出したものなのか、ハッキリしない。
窓から入ってる風の気持ちよさを感じながらボッーとしていると、また脳裏に、外を走ってきて、草むらに倒れ込むイメージがやってきた。
音も声も聞こえないけれど、子供がキャッキャ言いながら走って転げ回ってる感じ。
走ってきて転がる、走ってきて転がる。
「あーベスの子供の頃の楽しい記憶かな」
そう思った瞬間に、涙が込み上げてくる。
魂の琴線に触れた時にこぼれる涙。
あーやっぱり、今見た映像は、私の思考が作り出したものではなく、過去世の遠い記憶なんだな。
もっとじっくり味わいたかったけど、これ以上涙がこぼれてくると大変。
人に会う前だから、お顔がぐしゃぐしゃになっては困るので、静かに意識を現実に戻したのでした。
もしかしたら、静止画は、脳内で作り出したイメージで、走ってきた感覚だけが、記憶なのかもしれないな、と思い返してみる。
そうだ、ベスに聞けば良いんじゃん♬
そしたら
「どっちもホントだよー」って。
実際には、言葉で聞こえてくるわけではなく、イエスノークエスチョンで反応を感じてるんですけどね。
言葉が思い浮かぶから、聞こえてるのと同じことなのかな、と思う今日この頃でした。
なんて私の過去生のベスの記憶
気持ちよの良い外からの風
電車
最近ベスとはなしてないなぁー
どんな世界に住んでたの?
宮殿外観
天井高い
舞踏会、人々の頭
暗がりの中に、薄く浮き上がってる感じ
外を走って、芝生の上に倒れ込む
楽しい 子供のころ?
心地良いかぜ
涙が滲んでくる
思考が作ったイメージではないと確信
これから出かけるところなので、名残惜しいけど、イメージから抜ける
もっと味わいたかったな
そんなこんなで潜在感覚メソッドへ
新宿を過ぎたところで急停車
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