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【動画】活版印刷ポストカード制作

アヒルライフが始まってから6年と少し、ありとあらゆるイベントにおいて長く愛され続けている作品があります・・・

それは・・・!


アヒルさんが歯みがき粉になりきっているこちら!

どこへ連れて行ってもポストカードでダントツ一番人気!
かなり初期の作品で、線はボールペンで描いたもの。活版印刷のアナログな質感と相性が絶対いい!そんなわけで、ずっと作ってみたかったはじめての【活版印刷】ポストカードはこの作品で制作することにしました。

縁あって都内で長年活版印刷業に携わっていらっしゃる職人さんを教えていただき、すぐに連絡をして3日後には印刷所で打ち合わせしてました(早!)

活版印刷の作業風景を約2分の映像にまとめました(編集 by 家族)。今では希少になった日本製の古い活版印刷機がガシャンガシャンと動く様子や職人さんの手作業をぜひご覧ください。(※ブログ・SNSへの掲載についてご本人の承諾済みです)

作業工程で特に印象深かったのは、インクの色を替える度に全てのローラーを洗い油で綺麗にしないといけないこと。制作する内容によってローラーの本数を変えるそうですが、最大9本使うそうです(!)。

印刷物には「色校正(量産する前に試し刷りをして色などがイメージ通りかチェックする)」が付き物ですが、活版印刷の工程では決して同じ条件で刷れないと分かるし手間がすごいので、想像するだけでひ〜〜となります。色校正は有料ですが、デジタル印刷が主流の今はそれに合わせた価格で承っているので、活版印刷のそれは採算が取れないそうです。

今回、歯みがき粉のポストカードを制作いただいたのは東京・八丁堀に作業場を構える有限会社 弘陽の三木さん。コンタクトは電話・FAXのみというスタイルを貫かれています。

三木さんは活版印刷歴なんと60年!そして今でもこのお仕事が好きだそうです。今回の印刷に立ち会った際には、仕事・ご家族・趣味のことなど・・・色々なお話を伺い、あっという間の数時間でした。

実は活版印刷ポストカード、一度他社に依頼して思うような仕上がりにならなかったのがきっかけで、三木さんのところにたどり着いたんです。他社で刷った大量の売れないカード。高価な印刷だったのでただただ残念な気持ちだったのですが、それがなかったら三木さんとはお会いしていなかったので、失敗してよかったなって今は思っています。

出会えてよかったなぁって思わせる三木さん、すごい。技術力ももちろんだけど、お人柄がすごくいいのです。

活版印刷とは思えないほど2色の版がピターーーーッ

制作いただいたポストカードはオンラインストアの他、イベントでも販売します。印刷部分の凹みやインクの滲み具合、実物をぜひご覧いただきたいです〜🐤


今日の癒しやひと笑いになったらいいなと思って創作しています😊 お陰さまで作品集を出版することができました。SNS以外のところでもほんわかした空気が広がりますように📚