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ルート前半・日本~モロッコ【ワンオペ、ビジネスクラスで世界一周】

世界一周のフライトを予約するにあたって、

  • できるだけ多くの航空会社を使う。

  • 夜遅い時間に到着する便を避ける。

ことを優先しました。知らない国は入国してからホテルに入るまでとても緊張するし、空港で客引きに囲まれることもあります。日が沈む前に目的地の空港に到着するのが理想です。

そして具体的なルートは以下のようになりました。


10月14日 成田空港→メキシコシティ(メキシコ)

日本から南米へは直行便がないので、アメリカかメキシコシティ経由になります。メキシコにそんなに興味はないけど、アメリカだと物価高のうえにマイル数が増えてしまう。と、消極的な選択になりました。

メキシコシティにした理由は主に二つ。

地球の歩き方を見ていて、「グアナファト」という街の写真に目が留まりました。

9年前に行ったブラジル・サルバドールのカラフルでポップな街並みが好きで、今回の世界一周でも「青の街」として知られるモロッコ・シャウエンを訪問先に入れていました。

成田を発って最初に入る国は、時差ぼけできつそうだし、これからの長旅に向けてやらないといけないこともたくさんありそう。だから宿の周りをぶらぶらしているだけで旅の気分を味わえる街に滞在するのがよいかなと。メキシコ・シティからバスで5時間ほどなので、移動の負担も小さそうです。

グアナファトはこんな街です。私が現地で撮影。

もう一つの理由はANAの直行便が出ており、しかもANAにとって最もフライト距離が長い路線だったから。スターアライアンスの世界一周でANAに乗る機会は旅の最初か終わりしかありません。

せっかくなので旅の始まりはANA最長路線にしようと決めました。

メキシコ・シティは時差が14時間あるので、14日午後に日本を出発して、到着はやはり14日午後。

メキシコは「時差ぼけに対処する」「非英語圏・中国語圏で気が張るだろうから心身を慣らす」「エクアドル以降の手配をする」場所として、5泊することにしました。

10月19日:メキシコシティ→キト(エクアドル):コパ航空


せこい話ですが、夜から朝にかけて移動すれば、1泊分の宿探しの手間が省けます。飛行機移動の前日と当日は、空港にアクセスしやすい場所に宿を確保したり、SIMカードのことを考えたり、あまり面白くないけど失敗できない雑用が多いので、夜発って翌朝以降到着するフライトが理想です。

ということで、メキシコシティを19日夜中に発ち、早朝パナマでトランジット3時間半。その後キトに昼ごろ着く便にしました。

海外空港のラウンジを使えるプライオリティカードがあるため、トランジットが長いのはむしろ嬉しい。

キトは3泊。日本人にとって馴染みがない場所で、ほとんどの旅行者はスルーするでしょうが、知らない都市だからこそ余裕のある滞在にしました。

10月22日:キト→サンクリストバル:アビアンカ航空

エクアドルでの国内移動。首都・キトからガラパゴス諸島への直線距離は約1400キロ。札幌ー福岡と同じくらいです。

ガラパゴス諸島は2つ空港があり、最もにぎわっているサンタ・クルス島に入りやすい「バルトラ空港」がメイン空港なのですが、世界一周航空券の行き先で「バルトラ島」を選んでも、サンクリスバル島行きのフライトになります。
ガラパゴス諸島は数多くの島からなる地域であり、複数の島に8日間滞在することにしました。

10月29日:サンクリストバル→グアヤキル:アビアンカ航空


世界一周航空券はトランジットを除いて単純な往復はNGなのと、次の都市のペルーに近い方がよいだろうと、キトより南にあるエクアドル最大の都市・グアヤキルに移動することにしました。

ただ、グアヤキルは2024年1月に非常事態宣言が発令されるなど治安情勢が不安定化しており、私が旅行で訪れる期間も、外務省の渡航安全サイトで危険レベル2(不要不急の渡航自粛を要請)となっていました。

グアヤキルで1泊でもできた方がフライトの選択肢が増えるし、空港すぐ近くのホテルにちょっと泊まる日本人はいなくもないようですが、私は空港から出ないことにし、その日のうちにペルーに飛ぶことにしました。

10月29日:グアヤキル→リマ→クスコ(ペルー)

エクアドルとペルーは隣国ですが、スターアライアンス加盟航空会社の直行便がありません。
世界一周航空券を利用すると、サンクリストバル→グアヤキル(キトでもいい)→コロンビア・ボコタ→ペルー・リマとなり、マイルも増えるし時間のロスも大きいため、同区間は個人で手配することにしました。世界一周航空券はこのように、途中の区間を自己手配とすることも可能です。

出発時点で具体的な行程は決めていませんでしたが、ペルーは8日間滞在にしました。

日程未定:クスコ→リマ

こちらも自己手配。リマ⇔クスコは複数の航空会社のフライトがあるようなので、ぎりぎりでも大丈夫だろうと。

11月7日:リマ→(ボコタ乗り継ぎ)→マドリード(スペイン):アビアンカ航空


最初の成田→メキシコシティと同じくらいの長距離フライトです。

リマからヨーロッパは、他にポルトガル、ドイツなど複数の選択肢がありましたが、次にモロッコに行くことを考え、地理的に近いポルトガルとスペインの2択に絞り込み。トランジット回数がより少なかったスペインを選びました。

これほどの長距離になると、航空会社や時間の選択肢はありませんでした。

リマからボコタに到着するのは深夜12時前。ここで7時間のトランジットが発生します。

ボコタはプライオリティカードで使えるラウンジ(しかもクオリティが高い)が多く、仮眠スペースもあるので何時間いても退屈しない、というバックパッカーのブログを見て、何とかなるだろうと思いました。

懸念点はマドリードへの到着が午後11時ごろだったことです。ただ、他に選択肢はないし、空港バスが深夜も走っていて比較的安全に移動できそうだったので、受け入れました。

スペイン、日本人に人気の旅行先なのですが、私はあまりピンと来なくて、4~6日の滞在と考えました。トルコの冬が寒いので、先を急ぎたかったってのもあります。

全体の旅程の中で、メキシコとスペインは「クッション」のような位置づけです。

未定:マドリード→モロッコ:自己手配

ジブラルタル海峡を挟んでかなり距離が近い(日本と韓国くらいの感覚)にもかかわらず、スターアライアンスの世界一周航空券だとドイツでトランジットとなるので(他にイスタンブールでトランジットとかもあった気がする)、ここは自己手配することにしました。

スペインを出るまでにおよそ1カ月。4カ国を回る段取りです。次に続きます。


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