バフェット氏、個人口座で会社保有銘柄を売買について考察

長期視点の「米国株」の投資を行う時には、「巷の情報」に注意が必要です。その注意する情報の代表的なものに、「有名投資家や著名人の発言」と言ったものがあります。「有名投資家」が、株式投資の世界での大成功者だからと言って、彼らがマスコミを通して発言した内容を参考に、株式投資の売買判断をしてしまうと、痛い目に遭います。

例えば、最近もこの理由がとても分かりやすい事実が発覚して。業界ではザワザワしている状態です。調査報道を専門とする非営利の米報道機関、「プロパブリカ」は、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が自らが率いる投資会社「パークシャー・ハザウェイ」の保有銘柄を、ご自身の講座で売買していたと報じました。

利益相反の恐れや、法令遵守違反の可能性を指摘しています。「プロパブリカ」は、日本の国税庁に相当する、内国歳入庁の内部資料をもとに報道したとのことですが。報道によると、2009年4月下旬に、米銀大手「ウェルズ・ファーゴ」の株約2,000万ドル(当時のレートで20億円)相当を、バフェット氏は、ご自身の個人口座でコッソリ売却していたとのこと。

その数日前に、バフェット氏は、経済誌などのインタビューで、「ウェルズ・ファーゴ」の経営を称賛したことで、「ウェルズ・ファーゴ」の株価が上昇していたとのことです。

・・・ううむ。前からこれは、大富豪ルートからの情報で、「やっている」とは聞いていましたが。やはり本当に、やっていたのですね。まあ、それはやるでしょうね。。。

他にも、「ジョンソン・アンド・ジョンソン(J&J)」や「ウォルマート」株についても、バーク社が保有していた次期に、バフェット氏が私的に取引していたとのこと。発言する→その後、個人口座で合計3,500万ドル相当売却見事ですね!

僕も自分が株を売却する前に、メッセージを通して、煽って、株価を吊り上げてから売却・・・なんてこと、やったとしても、流石に巨大市場の米国株の株価を動かすほどの影響力なんか持ち合わせていないので。絶対に無理ですね。でも、世界中の株式投資家に影響力を与えられるバフェットさんなら、これができてしまうのですね。


「バフェット」を根拠に株を買ってるわけではない

投資会社トップは、指摘取引において、自社の投資との利益相反を疑われるような好意を避けるのが通常です。しかし、現実では様々な方法が存在してしまっています。有名投資家や著名人の「この株が良い!」などの発言は。ご自身が十分に、株を仕込み切った後で、行うようです。

特に発言で跳ね上げてから、コッソリ売却するなど。今回は、ご自身の個人口座で行ったので発覚したようですが。自分の家族とか、親族とかの口座でやったとしたら、分かりませんね。だから、有名投資家だから・・・著名人だから・・・と彼らの発言を鵜呑みにして、株式投資の売買を判断してしまうのはとてもとても危険です。

結局は、ニュース、書籍、インターネットに、本当に勝てる「株式投資」の情報は、残念ながら転がっていません。例えば「書籍」「東京中枢調べ」によると「株の本」を出してる人たちの中で、本当に「株」で生き残り続けてる人は1人、2人位しかいないようです。

インターネット上でも、99.9%は「設計図」のないフェイク情報ばかりですし。たまたま当たったものを後付論で後から必然かのように装った情報ばかりです。およそ90%「株式投資家」は常に負け続けているのですから。彼ら負け組が、負け組になり続けてしまう類の情報しか転がっていない。結論として、限りなく100%、本当に勝ち続けられる「株式投資」の情報は、転がっていないわけなのです。

一方で、僕たち本当の「無敗の投資家」は、巷のこうした情報には一喜一憂しません。メンター直伝の「立体考察法」に基づいた「企業研究」を経て。あくまでも、投資する企業の本質的な部分だけを見て。長期視点で、成長するかどうかを、見極めて、長期視点の「株式投資」を行います。

だから「ウォーレン・バフェット」などの有名投資家が、対象の株を買おうが、売ろうが、それが根拠となって、株を買うわけではないのです。

その企業の株を買い続ける根拠は?

僕たちの「株式投資」のスタンスは・・・この先10年間で稼いだ税引き後のお金を、10年後を目標に、確実に大きくなるであろう企業に、株式市場を通して、毎月コツコツと積立投資すること。どんな企業の株を、どんな根拠で5年、10年と買い続けるのか?株価が下がったらニコニコ買っていく。

上がっても、ニコニコ眺める。時合的なニュースによって、ドカンと下がったら、割引大セールスだと、大喜びをして買い込む。将来成長する企業の株価が下がってくれていた方が、同じ投資資金でも、沢山の株数を買えるわけなので、喜ばないわけがありません。

また、一度購入した後は、特に僕たちが何かをしなくても、年月の経過と共に、勝手に企業が成長し続けてくれます。特に、世の中の変化が激しい「Society5.0」の世界。「成長株」の成長スピードも早まり、「株式投資家」の僕たちにとってはメリットだらけです。

また、2024年からは「新NISA」もスタートします。非課税投資枠は、1人1,800万、夫婦2人で3,600万。こうした制度も活用しながら、年率30%の「成長株」に毎月30万のコツコツ投資を10年間継続した「皮算用」は?

元本:3,600万
10年後の収益:1億8,429万
10年後の額面:2億2,029万

企業の成長の力を味方に、ジックリ、着実に、金融資産を増やして行くことが可能になります。しかしそうした長期視点の活動の中で。有名投資家や著名人が、株式投資の対象企業を、称賛したり、逆にコケおろしたり、というので、いちいち売買判断してしまっていたら。長期視点の株式投資など、できるわけがありません。

ということで、こうした世の中の情報に流されないように。「無敗の株式投資法」の基礎をシッカリと学び。「立体考察法」に基づく「企業研究」を経て。対象株の本質的な部分を完全掌握した上で、5年〜10年持ち続けられる「株」を見つけて。コツコツ投資頂きたいと思います。

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