AISTS 思い出編 ♯8 ウクライナからの移民をクラスで助けた話
こんにちは
本日は思い出編ということで、昨年末に起きた印象的な出来事について紹介します。
突然の救援要請
とある平日の夜、クラスメイトから突然の連絡がクラスのグループライン(WhatsApp)にありました。
なんでも
6人のウクライナ人(子供含む)が今夜8時に到着予定、しかし彼らは今晩練る場所もない。誰か宿を貸してくれるか、良い人を紹介してくれない?できれば荷物を運ぶための車も出してほしい。
とのこと。
なぜそのような事態になったのか、詳しい説明は全体になされなかったので推測することしかできませんが、あの忌々しい戦争が関連していることは容易に想像がつきます。とにかく非常に困難な状況の中でローザンヌに辿りついたことが伺えました。
何とか助けてあげたいと思う反面、当日の夜に突然連絡がきて、その晩に宿を提供するというのは中々ハードルが高いなと最初は思いました。しかし、クラスメイトの多くが1,2人なら大丈夫だよ!と即座に反応し、無事に問題は解決したようでした。
自分はというと、住んでいるアパートがあまりに小さすぎるため、残念ながら力になることはできませんでした。いつもクラスメイトから助けられてる身であるため、こんな時こそ役に立ちたいと思ったのですが、、
情けない限りです。
改めて感じたこと
この出来事を通して、色んなことを感じました。
まずは戦争について。写真を見ていただければわかると思いますが、6人の中には3人の子供が含まれています。こんな家族が宿もない状態で12月の寒空の下、移動を強いられるのは如何なる理由があろうとも絶対におかしいと思います。また、ウクライナには逃げたくても逃げられない人たちもたくさんいます。実際私たちにはもう一人、ウクライナからクラスメイトが加わるはずでした。戦争は誰も幸せにしない、それを改めて実感しました。未だに収束の気配が見えませんが、早く解決に向かうことを切に願っています。
また、自分は本当に良いクラスメイトに恵まれたなと。前述の投稿があってからものの30分ほどで大方の問題は解決しました、本当に驚きです。
そして最後に、その助け合いに加わることができない己の不甲斐なさも痛感しました。まずは自分自身が職を見つけ自立しなければなりませんが、いつか困っている人を助けられるクラスメイト達のような人間になりたいと強く思っています。
本日は少し短いですがここまでにしたいと思います。
それではまた。
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