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20歳を迎えると“人“は“悪魔“となる。2021年に起きた変貌から再び平和な世の中に戻るためには、革命した手段は残ってはいなかった。

「マルチュリア 対訳:ツリー・オブ・スカイ、変貌しゆく世界の殉教者」

弓咲ミサキックス 全2巻

PAKU★★☆☆☆ POKU★★☆☆☆ BLACK★☆☆☆☆

2012年のある日、20歳を過ぎた大人たちが一斉に化け物に変わり、子どもたちを襲った。そして、死んだ子どこたちは、十字架に姿を変えるようになった。

一変した世界で生き抜くために、子どもたちは“悪魔“となった大人たちを討伐する軍をつくる。主人公はそこに入団し、ミッションに参加していく。そしてついに“悪魔“の攻撃に敗れ、身体が十字架に変わったその時…。

2013年に出版されている作品で、おそらく打ち切り。ただ、今読んでも、「これと同じ設定、どこかで見た」というものがたくさんある。それくらいいろいろなものを詰め込んでいる。「進撃の巨人」を読んだ時に、「最近、この設定はやってるの?」とも思った。

世界観は混沌としているはずなのに、なぜか軍のみんなは清々しいほどに爽やか。必死で戦っているはずなのに、作戦名さえも爽やか。設定もいろいろ考えていたみたいなので、ぜひ続きを描いて欲しかった。

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