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心と身体がシャッフル! 見た目はクラスメイト、中身は誰? クラスメイト・猫・殺人鬼・それと…? たった1人の大切な人のために、本当の敵と対峙する。
「シャッフル学園」 ホリユウスケ 全5巻
PAKU★★★☆☆ POKU★★★★☆ BLACK★★★★☆
高校の教室に突如として入ってきた殺人鬼。無差別殺人鬼をとめるために、警察が放ったのは「物質転送装置」。試験運用だったそれの誤作動のせいで、クラスメイト全員と猫と殺人鬼は、ねじれた空間へと投げ出される。バラバラに再編成された学校内で、心と身体がシャッフルされた全員。果たして殺人鬼は誰の身体に入っているのか。
単行本にはクラスメイト22名、猫、猫ということで、24個の心と身体がシャッフルされたことが明記されている。が、そのために見えてこない真実もある。謎を解きたくて読むならば、この24という数字に捉われない方がいい。
数多く読んだPAKU⭐︎POKUの中で、上位にランクするおすすめ漫画。とにかくどんどん人が死ぬので、苦手な人は読まない方がいい。
「クラスメイト」と示しているが、一般的にある様な「クラスみんなが力を合わせて」という作品ではない。彼が高校生ということも関係していて、ある程度の“自分“を持ち合わせている。
「何が起きたのか」も最初から分かっていて、この空間から出る方法を探しているわけでもない。主人公は常に、大切な女の子のことを中心にコトを考えている。それが最後まで続く。全5巻はとてもちょうど良い冊数である。
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