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剣道二段審査を受けてきました
初めに。
このnoteは二段に受かるためのノウハウは書いてありません!ノウハウは道場の先生に聞いてください!
実技内容、当日の流れは地域によって変わります。
今回は埼玉県のとある場所で受けています。
剣道に関する自己紹介
初めまして!アラフォーリバ剣のさなです。
剣道は高校3年間行い、初段をとってやめてしまいました。
2年ほど前から、子供が始めるタイミングで復帰。現在は週3〜4日程度、稽古を行っています。
子供の稽古に混ぜてもらうことが多いです。
好きな技は小手抜き面。苦手な技は胴。
今回、二段を受けてきました!
久しぶりの段審査でめちゃめちゃ緊張しました笑
調べても当日の流れがわからなかったので、メモがてら残します。
中高生はもちろん、リバ剣やお子様と一緒に始めたママさんパパさん剣士の皆様へ、何かお役に立てればいいなと思います。
ではどうぞ!
今回の審査内容
①筆記
②実技:切り返し(面→9本の切り返し→面→面)
③地稽古40秒? 2人
(地稽古が40秒って言われた気がしましたが、40秒ってかなり短いので聞き間違えかも?)
④日本剣道形5本目まで
審査申し込みから当日までの流れ
事前準備
①筆記があるので、各問題に対して調べながら手書きで記載。
道場の先生に確認してもらっておきます。
筆記はできれば余白なく埋めるようにした方がいいです。
②しっかりと稽古をして臨みましょう!
当日の持ち物
・道着
・防具
・竹刀、木刀(竹刀は2〜3本あると安心)
・靴を入れる袋(スーパーのビニール袋でOK)
・貴重品を入れるポシェット
・筆記の答案用紙
・当日合否が出る場合は登録料
当日の流れ
午後からの審査のため、入場時間20分前くらいに到着。
私は電車で1時間半程かかったので、私服で行きました。会場では道着の方が多かったです。
いつも付けてる防具、道着ってこんな重かったっけ…と思いながら、電車内では形の動画を見て復習していました。
到着後
受付まではまだ時間があったので、先に着替えました。(靴も持っていきます)
時間がない場合は先に受付を済ませます。
今回は剣道昇段審査の方向けの更衣室を開放していてくださってました。会場によって変わるので要確認。
着装で落とされることは無い…とは言われているけど、ちゃんと付けているかは見られるポイントみたいなので、気を遣いながらつけます。
着装は一度道場の先生に見てもらうといいです!ちょっと気をつけるだけで印象がガラッと変わります。
受付の流れ
胴まで付けたら上着を着て、垂の名札は外し、事前に用意した筆記と貴重品を持って受付へ。
荷物は置いて行きました。ここは要確認。
お財布などを鍵無しの更衣室に置いていくのはちょっと怖いので、貴重品を入れる小さなポーチを持っていきました。
会場内に自分の名前、受験番号が掲示されているので、確認。(男女で分かれています)
筆記の受験番号部分に記載します。
受付で自分の名前と受験番号を伝え、確認後に筆記を提出。これで受付完了です。
登録料は合格後の支払いになります。
当日その場で合否が出る場合は、用意しておく。
後日の場合は、連盟を通して支払いになります。
受付後の流れ
更衣室に戻り、必要なもの(小手、面、手拭い、竹刀、木刀、貴重品、飲み物)を持って会場へ。
係の先生の指示に従い、番号順に並びます。
だいたい年齢順になっているので、同じ年代の方と当たるようになります。
中高生が殆どなので、社会人の方やママさんパパさんを見かけると心強かったです!私は同年代のママさん剣士と行いました。
実技の流れ
番号の若い順から4人1組でコートには入ります。次の4人までは面をつけてコート外に並んで待ちます。今回は向かって右が奇数、左が偶数のように並んでいました。
入場時
コートに入る際は、前の組が終わるタイミングでそれぞれの前の方の横、審判側に並び、8人で礼をします。
終わった組はそのまま真っ直ぐ後ろに下がり、コート外へ。
始める組は開始線に向かって斜めに進みます。
この辺は事前に説明があるのでご安心ください!
実技
奇数組から先に切り返しを行います。
面→9本の切り返し→面→9本の切り返し→面→面
竹刀で受けます。
お互い切り返しが終わったら、同じ相手と地稽古(1人目)
終了後、偶数が移動して相手を変えます。
同じように地稽古(2人目)
ここまでで実技は終わりです。
実技が始まる前に私がやったこと
①並んでいる時に自分の相手がわかるので挨拶。
②お互いの切り返しの速度や元立ちがどのくらい下がるかを確認。
相手に合わせた歩幅、速度で元立ちを行いました。(元立ちも重要!)
③準備運動の時間がないので、待ち時間は座りながらできるストレッチを行っていました。
④着装の最終確認
実技で気をつけたこと
切り返し
①まずは声!大きく!しっかりと!
なにはともあれ声!最初に大きく、長く声を出して自分の気合いを伝えます。
これは最初だけでなく、地稽古、形も全てです。
②礼儀作法は丁寧に
入る時の礼、蹲踞など、基本的な礼儀作法を蔑ろにせず、しっかりと行います。
③しっかりと攻める
なんとなく間合いをとるのではなく、しっかりと攻める。これは地稽古だけでなく、切り返しから行いました。
④速い切り返しでは無く、しっかりとしぼり、手を伸ばす、大きい切り返し。
中学生が多いので、スピードでは勝てません汗
速く打とうとして小さく手だけ動かすのは良くないので、一本一本をみせるように大きく行いました。隣の組が先に終わっていても気にしなくて大丈夫。自分のペースで行います。
⑤面も大きく、1本になる面
切り返しに関しては大きくしっかりと打ち込む面を打ちました。流れ作業にはしません。
地稽古
①基本に忠実に、真っ直ぐ打つ
切り返しとは違い、小さく、速く打っていきます。2人やるうちで2〜5本くらい打ててればいいんじゃないか、と言われました。
試合ではないので、打たれないようにはするけど竹刀で避けない、を心がけました。もし避けるのであれば返し技で対応。
ガチャガチャと打ち合いになるのではなく、しっかり攻める→小さくしっかり打つ を心がけました。
もし変な癖がついている方がいらっしゃいましたら、受ける前に直しましょう!
よくあるのが
・面を打つ前に左足が動いてしまう
・摺り足で抜ける際、左足が前に出てしまう
癖を治すのは大変ですが、少しずつ直していきましょう!
②打ち切る
残心をしっかりとり、打ったらしっかり抜けるようにしました。
ここは当たったら残心をとること、という先生と、外れても残心をとること、という先生がいらっしゃったので、道場の先生に確認してください笑
③連続技、フェイント、応じ技などを入れる
初段は真っ直ぐ打つ、でしたが、二段以降は連続技やフェイント、応じ技を入れて行ったほうがいいと教えていただいたので、何本か入れました。
(小手面、面フェイント小手、小手フェイント面、小手胴、返し胴、返し面など色々ありますね)
④引き技は控える
引き技はあまり見られない、と教えていただいたのでひかえました。
(ただ周りを見るとガッツリやっている方が多かったので、道場の先生に確認してください。)
しっかり攻めて打っていこう!と思っていましたが、結構焦って打ってしまうことが多かったです。。反省。。。
形の流れ
実技終了後、胴まで外して準備します。
形も同じ相手と行います。
最初の方を見て、自分が打太刀か仕太刀かを確認。順番が来るまで、相手と一緒に合わせて稽古をしていました。
相手によって今まで稽古してきたスピードが変わるので、一度合わせておくと安心です。
私は打太刀。
打太刀の方が先に動くので、頭が真っ白にならないように緊張しました笑
形は4~6組くらいが並んで行います。
入場時
形は前の組が下がってからコートの印までいきます。この時、木刀は右手。
全組揃って礼をし、始まります。
開始戦という目標がないので、相手との歩幅に合わせて行います。
審査員が『1本目』〜『5本目』まで掛け声をかけて行うので、自分たちが終わっても勝手には進めません。
間違えた場合は手を挙げ、審査員に伝えます。もう一度行えるので安心してください!
ちょっと間違えたけどこのままいっちゃえ…!と誤魔化すと、「覚えてないのかも?」と思われてしまうかもしれないので、申告した方がいいと思います。
全て終わったらコートの外まで真っ直ぐ下がり、終了です!
形で気をつけたこと
①まずはしっかり覚える!
基本ですが、覚えていないとできません。
打太刀、仕太刀どちらが当たるかも当日にならないとわからないので、どちらもできるように練習します。
②実技同様、しっかり声を出す
形でも同じ。声は基本!
③メリハリをつける
ゆっくり大きく行うところ、速く振り下ろすところと緩急をつけて行いました。すべての動作が同じ速さになるとちょっとカッコ悪いです。
④間合いを気を付ける
相手との距離が遠くないか、近すぎないかを見ながら、打太刀が調節します。
近かったら手を引いたり下がったり、遠かったら手を伸ばしたり。
⑤しっかり打突部位に当たる距離、でも当たらないギリギリを打つ
木刀と打突部位が離れすぎないよう、間合いを気をつけていました。(怖いけど…!!)
⑥上段に構えた時や振りかぶった際に木刀が後ろに行きすぎないようにする
私は後ろに行きすぎることが多かったので、鏡を見ながら位置を覚えて体に覚えさせました。
……でも本番でできていたかどうかは覚えていません笑
⑦行きすぎない、戻りすぎない
中心に目印がないので、行きすぎたり戻りすぎたりして中心からズレると目立ちます笑
細かいところはたーーーーーくさんありますが、じゃあ本番で全部出せるか、というとなかなか難しいものがあると思います。。
稽古の大切さが身に沁みます。。
帰宅
形が終わったら終了です!お疲れ様でした!!荷物をもって更衣室へ行き、着替えと片付け。
当日合否が出る場合は係員の方の指示に従い、待機。後日出る場合はそのまま帰宅します。
13時過ぎから始まり、15時半ごろ終わりました。
受験番号によって変わりますが、基本は年齢順みたいなのでリバ剣組は遅くなるかも…(もしかしたら地域によって違うかも?)
合否確認
無事合格!!嬉しいですね!
また数年後、今度は三段受けられたらいいな〜と思っています。
子供のおかげで復帰できた剣道。これからも細く長く続けていきます!
もしいいなと思った方や、『○○県はこうだった!』などございましたら、いいねやコメントを残してくださると嬉しいです!
怪我に気をつけながら、一緒に剣道楽しみましょう🎵